TIS株式会社のプロジェクト管理で目指す新たな領域とMSOLの役割
TIS株式会社が新たに導入したプロジェクト管理ツールPROEVERの支援事例を紹介します。東京都港区に本社を置く株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)は、圧倒的なPMO人材を誇り、顧客満足度も非常に高い実績があります。2022年度の顧客満足度は92%を達成し、年間1,000件以上のプロジェクト支援を行っています。
TIS株式会社とその課題
TIS株式会社は、金融、産業、公共など幅広い分野で高度なITソリューションを提供している企業です。特に注目すべきは、「金融事業本部カードネットワーク事業部」で、多くのプロジェクトが同時に進行している点です。この部門では、常に約50本から最大で100本以上のプロジェクトが走っており、全体像の把握や管理において以下の課題に直面していました。
- - プロジェクト情報の分散と不統一: Excelによる管理で、標準フォーマットからの逸脱や資料の散在が多く、全体の状況を把握しづらい状態でした。第三者がプロジェクトの進捗を確認するのも難しい状況でした。
- - 報告書と現場実態の乖離: 報告書には「問題ありません」と記載されていても、一方で現場の実際が異なっているという問題も。報告書と現実が食い違っているため、マネジメント層は状況を正確に把握できないという課題を抱えていました。
そこで、TIS様はMSOLにプロジェクト管理ツールであるPROEVERの導入を依頼することになりました。以前にも他の管理ツールを試みましたが、現場メンバーの定着が得られなかった経緯があり、今回は特に導入サポートの体制が重要視されました。
PROEVERの導入とその効果
MSOLの支援により、PROEVERをTISのプロジェクト管理レベルや標準に合わせてカスタマイズすることに重点が置かれました。現場での使用状況を考慮しながら導入設計を行い、使いやすさを徹底的に追求していきました。具体的には、現場チームからの要望や改善提案に対し、常に解決策を考える姿勢が重要でした。これにより、現場メンバーの意識も変化し、導入に対する前向きなマインドが生まれました。
実際、PROEVERを導入したことで、プロジェクトの状態を一目で把握できるようになりました。プロジェクトごとの状態を示すマーク(晴れマークや雨マークなど)が表示されるダッシュボードは、チームにとって非常に役立ちました。「このプロジェクトは雨マークだから、早急に確認しよう」といった具合に、迅速な対応が可能になったのです。
さらに、過去のツールでは50%程の定着率だったところ、今回の導入においてはほぼ100%の定着率を達成しました。この進展は、MSOLが行ったきめ細やかなサポートによるもので、一丸となって取り組んだ成果が如実に表れました。
最後に
本記事では、TIS株式会社様とMSOLの取り組みを通じて、プロジェクト管理のさらなる可能性を探る姿をお伝えしました。プロジェクト管理ツールPROEVERの導入に至る背景や、MSOLの支援がどのようにプロジェクト成功に寄与したかを深く知ることができる貴重な事例です。興味のある方は、ぜひMSOLのウェブサイトを訪れ、詳細情報をご確認ください。