裕次郎と横浜の夜
2025-05-29 16:23:31

石原裕次郎生誕90年を祝う!ホテルニューグランドで蘇る昭和の輝きと横浜ジャズの夜

日本映画史に燦然と輝く大スター、石原裕次郎。彼の生誕90周年という記念すべき年を祝し、横浜の象徴的なホテルニューグランドで、特別な夜が幕を開けます。「Dining Theater HOTEL NEW GRAND石原裕次郎 生誕90祭 ―裕次郎とジャズと横浜と―」と題されたこのイベントは、単なる映画鑑賞に留まらず、裕次郎が愛したジャズ、そして彼の多くの作品の舞台となった横浜の魅力を存分に体感できる、唯一無二の機会となるでしょう。

会場となるのは、ホテルニューグランド本館2階に位置する歴史的建造物「レインボーボールルーム」。1927年(昭和2年)の開業以来、関東大震災からの横浜復興のシンボルとして、マッカーサー元帥、チャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースなど数々の著名人を迎え入れてきたこのクラシックホテルは、その重厚で優美な空間が、まさに昭和の華やかなエンタテインメントを再現する舞台に相応しいと言えます。漆喰天井に施された精巧なレリーフが、参加者を往年のロマンティックな時代へと誘い、ラグジュアリーなひとときを約束します。

イベントの目玉の一つは、石原裕次郎主演の快作『あした晴れるか』(1960年公開)の上映です。中平康監督が手掛けたこの作品は、ハリウッドのスクリューボール・コメディを彷彿とさせるハイテンポな展開が魅力の青春明朗篇。裕次郎演じる江戸っ子気質のカメラマン・三杉耕平が、新聞社の宣伝部員・矢巻みはる(芦川いづみ)と共に「東京探検」という企画で当時の東京を巡るうちに、二人の間には次第に心が通い合っていく様子が描かれます。秋葉原の市場から佃島の渡船場、旧赤線地帯まで、1960年代の東京の息遣いがイキイキと活写されており、恋と喧嘩、人情が交錯する痛快なストーリーは、観る者を飽きさせません。

映画鑑賞後には、エンタテインメントの専門家による特別な時間が用意されています。娯楽映画研究家であり、オトナの歌謡曲プロデューサーとして知られる佐藤利明氏が登壇し、「裕次郎とジャズと横浜と」をテーマにスペシャルトークライブを繰り広げます。不世出の映画スターでありながら、実はジャズをこよなく愛した石原裕次郎。1950年代には、山下町にあったナイトクラブ「ブルースカイ」や、現在も多くのジャズファンに親しまれている「クリフサイド」などで、横浜の夜をジャズと共に過ごしていたというエピソードが紹介される予定です。佐藤氏の深い知識と愛情に満ちた解説を通じて、裕次郎さんの知られざる音楽的魅力が浮き彫りになることでしょう。

さらに、イベントのクライマックスを飾るのは、横浜を拠点に活躍する実力派ジャズシンガー、キャロル山崎氏によるライブパフォーマンスです。1993年の日本ジャズヴォーカル賞新人賞、2011年の同賞大賞を受賞するなど、その歌唱力は折り紙付き。ピアニスト・作編曲家として多彩な言語を操り、国際的な感性を持つJaXon氏との共演により、石原裕次郎が愛した数々のスタンダードナンバーが、贅沢なジャズアレンジで蘇ります。歴史あるレインボーボールルームで、まさにスイングジャズに乗せて、あの頃のゴージャスな夜が再現され、参加者はラグジュアリーなひとときを過ごすことができるでしょう。

この特別なイベントは、2025年7月27日(日)に開催されます。16:00に受付、16:30から映画紹介と鑑賞、18:20からはお食事とフリードリンクを楽しみながらのトークライブとジャズショーが展開され、19:30に終演を迎える予定です。料金は、お料理、フリードリンク、映画鑑賞料、税金、サービス料全て込みで18,000円。予約は2025年5月29日(木)正午から7月24日(木)まで、ホテルニューグランド公式ホームページにて受け付けますが、定員に達し次第終了となるため、早めの申し込みが推奨されます。歴史と文化が息づく横浜の地で、日本を代表するスター、石原裕次郎の魅力を再発見し、ジャズの調べに酔いしれる、忘れられない夏の夜をご堪能ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

会社情報

会社名
日本ホテル株式会社
住所
東京都豊島区西池袋1-6-1
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。