新しい置き配システム
2025-06-17 13:30:40

オートロックマンションでの新しい置き配システムが実証認定に成功

オートロックマンションでの新しい置き配システムが実証認定に成功



日本宅配システム株式会社が開発した「置き配システム」が、国土交通省の再配達率削減緊急対策事業に採択され、正式な実証認定を受けました。このシステムはオートロックマンションの住民に、新たな宅配方法を提供することを目的としています。

システムの特長


置き配システムは、居住者が荷物を自宅の玄関前に置いてもらうためのもので、これにより不在時の再配達の手間を省くことができます。このシステムは、宅配業者と連携し、住民が各社のウェブサービスを通じて、配達方法を指定することが可能です。具体的には、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便と協力し、居住者が「玄関前置き配」を選択することができます。

実証実験の概要


実証実験は、2024年11月15日から2025年1月15日までの期間にわたり、既存の分譲マンションおよび賃貸マンションの中から選ばれた6棟で実施されます。物件は関東、中部、関西地区にわかれ、合計で9戸から100戸の世帯数を持つ物件が対象です。各物件のエントランス近くに設置されたオートロック対応のシステムを利用し、荷物の配送が行われます。

利用者は、各宅配会社のサービスを通じて、荷物ごとに置き配を指定し、配達員はその指示に基づいてオートロックを解錠し、指定された場所に荷物を置くことができます。操作は専用のタッチパネルによって行われ、安全面にも配慮されています。

実証実験の成果


実際に行われた実証実験では、居住者から指定されたすべての置き配がトラブルなく完了しました。配達員は、操作方法に迷うことなくスムーズに配達を行い、今後の実用化に向けた信頼性の向上が示されました。

設置したシステムは、宅配ボックスを活用し、エントランスの省スペース化も実現しています。この試みは、マンションの管理者や住民の意見を取り入れつつ進められており、利便性だけでなく、セキュリティ面でも安心感を提供するものです。

今後の展開


日本宅配システムは、実証実験の結果を基に置き配システムの普及を進め、今後もヤマト運輸、佐川急便、日本郵便と連携し、再配達ゼロを目指していきます。宅配業界が抱える社会的な損失を減少させるため、コミュニケーションの改善と新しい技術の活用に取り組んでいく方針です。35年の経験を生かして、居住者が自在に配達方法を選択できる快適な環境を構築します。

置き配システムの導入は、これまでの宅配便の仕組みを一新し、より便利で効率的な選択肢を提供することで、消費者にとっても大変嬉しいニュースです。マンション管理者や入居者にとって、合意形成が容易になり、トラブルの解消に貢献することでしょう。

まとめ


日本宅配システムの施策が実現する住宅における新しい配達スタイルは、普及を進めることでさらなる利便性を生むことが期待されます。今後もその進展に注目していきたいですね。


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会社情報

会社名
日本宅配システム株式會社
住所
愛知県名古屋市東区葵1丁目25番1号ニッシンビル4F
電話番号
052-935-0111

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