小野不由美の「十二国記」新作短編集がついに登場
小野不由美の傑作ファンタジー小説『十二国記』が、7年ぶりに新刊を発表することが明らかになりました。この待望の新作『新作オリジナル短編集』が、2026年9月17日(木)に新潮文庫から全国一斉に発売されます。以下にその詳細をお伝えします。
発表された短編集の内容
今回発売される短編集には、シリーズのファンの皆さまにお馴染みの短編『幽冥の岸』に加えて、完全書き下ろしの新作3編が収録され、合計で4編が収められる予定です。短編集の収録作品の詳細については、今後「十二国記公式サイト」で随時発表されるということで、期待が高まります。
待ちに待った新刊の背景
小野不由美さんの代表作である『十二国記』シリーズは、1991年に第1作『魔性の子』が出版されてから、2026年には35周年を迎えます。35年という長い間、多くの読者に愛され続け、数々の続編や関連作品が発売されてきました。このたび発表された新刊は、2019年に『白銀の墟 玄の月』が発売された後から、長らく待たれていたものであり、読者の期待を一身に背負っています。
ファンタジーの世界観
『十二国記』は我々が住む現実世界と異なる異世界が舞台で、二つの世界は「虚海」と呼ばれる海で隔てられています。この異世界には神々が住む「黄海」があり、そこには12の国が存在し、それぞれが独自の文化や政治体系を築いています。物語は、これらの国々で生きる人々の深い人間ドラマを通じて、「生きる意味」や「信じる強さ」というテーマを問いかけます。
また、シリーズは2002年から2003年に掛けてNHKによってアニメ化され、それによってさらなる注目を集めました。2025年には、柚香光主演のミュージカル版『十二国記』が大ヒットし、再びファンの心を掴みました。物語の持つ無限の可能性と魅力が、いかに現代においても色褪せていないのかを証明しています。
読者への感謝の気持ち
新作短編集の発売が決定したことについて、小野不由美さんは公式メッセージを寄せ、長い間待っていてくださった読者に感謝の意を表しました。また、当初の発表から発売までに大幅に時間がかかったことに対してもお詫びの言葉があり、ファンへの誠実な姿勢が伝わってきます。
まとめ
2026年9月17日の発売に向けて、ファンの期待はますます高まっています。未定のタイトルの短編集がどのような内容になるのか、物語の舞台と登場キャラクターたちによる新たなドラマが繰り広げられることに、この上ない期待を抱くばかりです。ファンタジー文学の新たな展開と共に、読者の皆さまもこの特別な瞬間を楽しみにしてください。