ジャーナリズム大賞の意義
2021-02-22 15:49:35
市民参加を促すジャーナリズムの重要性と大賞創設の意義
市民参加を促すジャーナリズムの重要性と大賞創設の意義
近年、自由で開かれた社会を実現するためには、確かな情報を市民に提供するジャーナリズムの力が欠かせないことが再認識されています。この流れの中で、特に注目されるのが「PEPジャーナリズム大賞」の創設です。これは、公共の事柄に対する市民の関心を高め、参加を促すための重要なステップとなります。また、質の高い報道を評価することで、ジャーナリズム全体の健全な発展も図っています。
本賞は、2020年4月1日から2021年3月31日までの間にインターネットで公表された日本語の記事を対象に、その優れた取材や報道を評価していきます。応募資格は、報道を主な生業とする筆者またはグループで、フリーランスの報道や組織による報道も含まれますが、報道記事自体が評価対象となります。特に、アルゴリズムやフェイクニュースの蔓延に対抗し、多角的な視点を提供することが求められています。
大賞の目的と賞金
PEPジャーナリズム大賞は、自由主義や民主主義に活力を与える報道を目指しています。政治、経済、社会、教育、技術に関する重要課題やそれに関連する政策、特に政策検証に焦点を当てた優れた調査報道を対象とします。受賞者には150万円が贈呈される予定です。
さらに、「現場」部門には30万円、「オピニオン」部門にも同様に30万円が用意されています。「現場」部門は、光が当たらない社会問題を取り上げ、政治や世論にインパクトを与える報道を対象にしており、「オピニオン」部門では、時代の流れに流されず、冷静かつ鋭い視点を提供する論考やコラムが評価されます。このようなフォーマットにより、幅広いジャーナリズムの形を尊重し、応援する姿勢が示されています。
選考委員会の構成
選考は東京大学の林香里教授をはじめとする豪華な委員会によって行われます。治部れんげさん、竹中治堅教授、西田亮介准教授、そして山脇岳志さんといった多彩な経歴を持つメンバーが揃い、その視点から厳正に選考を行うことが期待されます。
PEPとその意義
「PEP」という名称は「政策起業家プラットフォーム」の略で、公共のための課題意識をもって活動する非営利の団体です。政策を実現するために専門的な知識と新しい視点を持った活動を行い、市民一人一人が公共政策に参加することで、より良い政治の議論を創出しようとしています。
今後、PEPジャーナリズム大賞を通じて、多様な報道が生まれることに期待したいところです。このような取り組みは、社会におけるジャーナリズムの重要性を再確認させるものであり、我々が直面している課題を解決するための力強い一歩となることを願っています。
応募方法と締切
応募は、PEPジャーナリズム大賞の特設サイトを通じて行われ、締切は2021年4月9日の17:00日本時間となっています。高品質な報道が求められる今、挑戦するあなたの記事が評価されるチャンスです。
このように、PEPジャーナリズム大賞は感じられないまま過ごしがちな公共の問題に光を当て、新たな視点を提供する重要な取り組みです。報道の力が、社会の透明性と民主主義の発展に寄与することを期待しつつ、今後の成果に注目していきたいです。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ
- 住所
- 東京都港区赤坂2丁目23番1号 アークヒルズ フロントタワーRoP 11階
- 電話番号
-
03-5545-6733