ロッテとカカオ農業
2025-11-06 14:24:11

ロッテがベトナムのカカオ農業を支える研究を開始

ロッテがベトナムのカカオ農業を支える研究を開始



株式会社ロッテは、カントー大学、日本ハイドロパウテック株式会社、タケショー、タケショーフードベトナムとの共同研究を通じて、カカオ農業の新たな展開に向けた取り組みを進めています。この研究は2023年5月24日に始まり、最近、カカオ農地での実証ステージに移行する運びとなりました。2025年10月9日には、共同研究に関する第二次調印式が行われ、さらなる進展に期待が寄せられています。

研究の背景と目的



カカオ豆は、チョコレートの原料として幅広く利用されていますが、その外側を覆うカカオポッドは実に全体重量の約8割を占め、採取された後はほとんどが廃棄されています。この廃棄物が土壌環境を悪化させ、カカオの木に病害を引き起こす要因にもなっています。この状況を打破するため、カカオポッドを有効活用し、カカオ農地の健全な発展を図ることが急務です。特にベトナムでは、カカオ農家の収入を守るための新しいアプローチが必要とされています。

第一次共同研究では、加水分解という技術を用いて、カカオポッドを粉砕・殺菌し、無駄なく土壌に散布することができるかが検証されました。この実験は、ベトナム南部のメコンデルタ地域で実施され、実際にカカオ苗の成長促進と土壌の質の改善が確認されました。

共同研究の今後の展開



今後の研究では、引き続きカカオ農地に森林化した加水分解カカオポッドを散布し、カカオ豆の収量に対する影響を測定します。これにより、カカオ生産の効率性向上と持続可能性の確保を目指します。この研究を通じて、環境問題を解決しつつ、持続可能な資源循環型社会の実現を図ることを願っています。

カントー大学:ベトナム南部の教育の中心



カントー大学は、1966年から続く国立総合大学で、ベトナムの農業研究において重要な役割を果たしています。農学や水産学、経済学部など、多様な学部を備え、学生数は52,414人に上ります。特にメコンデルタ地域における農業に関する中心的な教育・研究機関として、地域の発展に貢献しています。

ロッテは、これからも持続可能なビジネスモデルを追求し、環境に優しい農業の普及に寄与する活動を続けていくことでしょう。この取り組みが将来的には、カカオ農家や地域全体にプラスの影響をもたらすことを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ロッテ
住所
東京都新宿区西新宿3-20-1
電話番号

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