IWCが「IBC2024」で注目のIP伝送技術を発表
株式会社インテリジェント ウェイブ(IWI)は、2024年9月13日から16日までオランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC2024」に出展します。この展示会は映像・放送業界向けの重要なイベントで、業界の最新技術や革新が一堂に会する機会です。IWIのブースは小間番号10.F44で、特に新しいIP伝送のソリューションに焦点を当てています。
IWIは、IPフロー監視ソリューション「EoM Core」とパケット障害発生装置「EoM TFG」を展示します。これらの製品は、放送業界におけるIP化の進展において、通信品質を保つための重要な役割を果たします。
EoM Core - IPフロー監視ソリューション
最初に紹介するのはEoM Coreです。これは、各拠点間で流れるIPフローの通信状況をリアルタイムで監視し、可視化するための製品です。特に、放送のIP化に関する標準規格であるSMPTE ST2110やST2022に対応しており、数千Gbpsを超える大規模ネットワークでも効果的に機能します。これにより、障害発生時の原因分析やリアルタイムのデータ分析が可能となり、運用コストの大幅削減が実現します。
EoM Coreの管理画面では、データ量やデータ種別の確認に加え、パケットドロップなどの問題が生じているポートを特定することができます。これにより、運用チームは迅速に問題を把握し、効果的な対策を講じることが可能です。
EoM TFG - パケット障害発生装置
次にEoM TFGをご紹介します。この装置はIPネットワーク上で障害を擬似的に発生させ、考えうる問題を事前にシミュレーションすることができます。放送IPネットワークでは、高精度な同期が求められるため、適切な事前評価が必須です。
EoM TFGを使用すれば、ユーザーは意図的に遅延や他の問題を引き起こすことができ、システムが直面し得る困難を事前に確認することが可能です。これにより、実際の運用に入る前に品質向上につながる準備が整います。
IWIについての理解
株式会社インテリジェント ウェイブは、決済や金融、セキュリティといった分野でのITサービスを提供しています。高いシェアを誇る金融業界向けのリアルタイムデータ処理システムや、自社開発の情報漏洩対策製品に加え、国内外での先進的なソリューションの普及を目指しています。
IBC2024でのブースにぜひ訪れ、IP伝送の未来に関するIWIの取り組みや技術を直接体験してください。この機会に多くの方々とお会いできることを楽しみにしています。