RainForestが新たな脅威インテリジェンスAPI『Senda Nexus』を発表、AIによる攻撃特定を実現

RainForestが発表する脅威インテリジェンスAPI『Senda Nexus』



2025年10月5日、サイバーインテリジェンスのリーディングカンパニーであるRainForestが、新たに脅威インテリジェンスAPI『Senda Nexus — Cyber Threat Intelligence Feed』をリリースすることを発表しました。このサービスは、情報通信研究機構(NICT)のDarknet観測データと、RainForestが独自に運用するハニーポットの解析結果を組み合わせることで、高精度な攻撃元IPの特定と分類を可能にします。特に、IoTマルウェアやスキャン活動の監視に対してその威力を発揮します。

Senda Nexusの主な特徴



1. NICTのデータとの統合分析


Senda Nexusは、NICTが収集した膨大なDarknetトラフィックとRainForest独自のハニーポットデータを突合し、攻撃元IPの行動傾向を分類します。単なるスキャナー情報ではなく、攻撃者の意図を構造化した脅威インテリジェンスを提供することを目指しています。

2. 自動生成される高精度スコアリング


各IPアドレスについて、リスクスコア(0〜100)、セビリティ(低・中・高・クリティカル)、判断推奨が自動生成され、セキュリティチームが即座に利用可能です。これにより、運用者は迅速な判断を下せるようになります。

3. 日本語での実用的な出力


Senda Nexusは、日本語でのデータ出力を行い、行動要約や推奨対応策を担当者がそのままレポートに活用できる形式で提供します。この特性により、WAFやSIEM、EDRとの連携も可能になり、組織の防御体制が一層強化されます。

4. 二重観測モデルによる攻撃意図の明確化


従来のDarknet観測では、接続試行のみに基づいた攻撃意図の特定が難しいものでしたが、Senda NexusはDarknetとハニーポットのデータを組み合わせることで、攻撃者がどのポートを狙い、何を試行しているのかを明確にします。

提供されるAPIとその価格


Senda Nexusでは、さまざまな脅威インテリジェンスAPIが提供され、特に大規模スキャンを実施しているIPアドレスの情報が取得可能です。標準価格は年額60万円で、再販モデルやOEM Embedded Feedプランも用意されており、各社のニーズに応じたライセンス体系が採用されています。

今後の展望


RainForestは、Senda Nexusを基盤に、AIによる攻撃者グループの特定や、攻撃活動の時系列トレンド分析機能の追加を予定しています。これにより、より高度なサイバーセキュリティの実現を目指します。

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