一般社団法人こどもDX推進協会設立とシンポジウムの開催
2023年2月20日、一般社団法人こどもDX推進協会が設立されました。この団体は、デジタル時代における子どもや家庭を取り巻く環境の改善を目指す活動を行う非営利団体です。特に、伴走型支援のDX、保育施設でのICT導入、行政におけるこどもデータの連携などを中心に、スタートアップ企業が集まって運営されています。
団体の目的は、こどもと保護者、行政、保育施設などの関係者を繋げるプラットフォームを構築すること。2023年4月に発足予定のこども家庭庁や厚生労働省、デジタル庁と連携し、「こどもまんなか社会」の実現を目指します。これにより、デジタル技術の活用を進めて、現代の子育て世代が抱える課題を解決しようとしています。
シンポジウムの詳細
この新たな試みを祝して、2023年3月20日に「こどもDXシンポジウム」が開催されます。このシンポジウムでは、子どもDXの推進に必要な「標準仕様」「データ基盤」「ルールメイキング」といったテーマに基づき、官民の連携について議論します。事業者や自治体、官公庁などが一堂に会し、さまざまな意見交換が期待されています。
開催概要
- - 日時: 2023年3月20日 (月) 18:00 - 20:00 (開場 17:30)
- - 場所: ホテルニューオータニ東京 ザ・メイン edo ROOM (東京都千代田区紀尾井町4−1)
- - 形式: ハイブリッド開催(会場100名、オンライン200名)
- - 参加費: 無料
登壇者
シンポジウムには、厚生労働大臣やデジタル大臣など、多くの来賓が参加し、特別な挨拶が行われる予定です。また、パネルディスカッションも行われ、様々な分野の専門家が登壇します。
こどもDX推進協会の役割
当協会は、「こども・家庭」「保育・教育施設・自治体」「行政・こども政策」という三つのテーマに基づき、各種活動を進めています。これにより、こどもや子育て家庭が求める情報へのアクセスを容易にし、行事の効率化やデータ活用を推進することが期待されています。
具体的な取り組み
1.
標準化推進: 子どもDX関連のサービスに対する標準仕様やガイドラインの策定
2.
調査・研究: 子どもデータの適正利用方法や市場の実態を把握するための調査
3.
政策提言: 行政機関や団体への政策提言やデータ提供
4.
会員支援: 会員企業へのPR支援や情報交換の場を提供
これらの活動を通じて、子どもや家庭、教育現場、地方自治体など多方面にわたる支援を行い、今後の子育て社会の形成に寄与していくことを目指しています。シンポジウムをきっかけに、参加者たちの熱い議論が期待されます。
最後に
今回のシンポジウムは、未来を担う子どもたちのために、社会全体で子どもを支える環境を創造するための重要なステップです。さまざまな視点からの意見が交わされることで、より良い社会の形成が進むことを期待しています。