アカツキのEmoote設立
2022-05-12 08:00:57
アカツキがWeb3特化ファンド「Emoote」を設立し新たな投資戦略を展開
アカツキ、Web3特化ファンド「Emoote」を設立
アカツキ株式会社は、新たに25億円規模のWeb3特化ファンド「Emoote」を立ち上げました。この決定は、急成長するWeb3領域におけるスタートアップやプロジェクトへの支援を強化するためのものです。Web3は、分散型金融(DeFi)やNFT、GameFiなど、近年顕著な成長を見せている分野であり、アカツキはこの波に乗ることでさらなる成長を目指しています。
Web3領域の成長トレンド
近年のWeb3領域では、2020年から2022年にかけて様々なトレンドが見られます。2020年にはDeFi、2021年にはGameFiの登場、そして2022年が「Web3元年」と呼ばれるように、世界中で数多くのスタートアップが登場しています。特にアジア地域には、ベトナム発のAxie InfinityやフィリピンのYield Guild Gamesのような成功事例があり、これらの影響を受け、国内でもWeb3関連のプロジェクトが急増しています。
Emoote設立の背景
アカツキは「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」というミッションを掲げています。この理念に基づき、同社はこれまで複数のファンドを設立し、国内外のスタートアップに投資してきました。その中でシンガポールに設立したEmoote Pte. Ltd.は、Web3に特化した資金調達と支援を行うことを目的としており、すでに20以上のプロジェクトに資金を投入しています。
Emooteのコンセプトと投資実績
Emooteは「稼ぐ」から「感情価値」へとシフトすることを提唱しています。Web3においては、「インセンティブ・エコノミー」は非常に重要な概念ですが、Emooteは「好き」や「共感」のような感情がトークノミクスの健全な成長を促進すると考えています。これにより、アカツキが手がけるエンターテイメントやメディアはさらに広がりを見せるでしょう。
投資先であるSTEPNやBreederDAOは、いずれもWeb3のエコシステムを支える重要なプロジェクトであり、これからの成長が期待されている企業です。
注力領域と未来への展望
EmooteはWeb3とトークノミクスの融合を目指し、特にデジタルファッションやIPクリエイションに注力しています。デジタルファッションは、ゲームやメタバースの発展と共にさらなる成長が見込まれる分野です。また、日本国内でも優秀な起業家やクリエイターが多く存在し、彼らが globalな挑戦を行えるようサポートすることを目指しています。
今後、Emooteは勉強会「Booost!!」を通じてWeb3に関する最新情報やノウハウを無償で提供し、業界全体の発展に寄与する予定です。これにより、アカツキは国内外のスタートアップに対して、資金調達にとどまらない全面的な支援を行っていく考えです。
会社情報
- 会社名
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Emoote Pte. Ltd
- 住所
- 109 North Bridge RoadSingapore
- 電話番号
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