エジプト輸出開発銀行がOpenTextのソリューション導入で変革を実現

エジプト輸出開発銀行がOpenTextによる業務改革を実現



エジプト・カイロに本社を構えるエジプト輸出開発銀行(EBank Egypt)は、OpenTextの「IT Operations Cloud」ソリューションを採用することで、業務効率の向上とイノベーションの加速を図っています。従来の銀行業務の枠を超え、顧客中心のサービスを重視した戦略に基づき、ITインフラストラクチャとビジネスオペレーションをうまく統合しています。

背景


EBankは、農業、工業、商業セクターの国際市場への重要な輸出拠点であり、中小企業や金融機関をサポートしています。しかし、旧来のITインフラは複雑な保守作業と困難なアップグレード、さらには報告機能の欠如によって、進化する金融サービス業界での競争力を維持するためには大幅なモダナイズが求められていました。

OpenTextの導入による変革


同銀行は、旧式のチケット発行支援システムを廃止し、OpenTextの「Service Management Automation X」(SMAX)を導入。これにより、プライベート生成AI(GenAI)を活用して、コスト削減とサポートの強化を実現しました。この新しいプラットフォームのおかげで、EBankは社内にスマートなセルフサービス機能を整え、時間がかかっていた紙ベースの手作業プロセスを完全に自動化しました。さらに、IT財務管理に関するすべての文書がデジタル化され、ペーパーレス化が進められています。これは、環境、社会、ガバナンス(ESG)の目標をさらに推進することにも寄与しています。

最高技術&情報責任者のIsmail Farid氏は、SMAXの導入により、規制要件への対応と業務効率化の両方を実現できるようになったと強調しています。「われわれは将来的な成長に向けたポジションを確立し、業務の効率とイノベーションを強化できています」と述べています。

システムの自動化と拡張


EBankでは、SMAXの導入において、ガバナンス責任者のAmr Samir氏とITサービスデリバリー責任者のIbrahim Aly Helmy氏が重要な役割を果たしています。特に、非IT部門へのSMAXの展開が成功を収め、エラー削減や精度向上、リアルタイムの追跡機能が実現されました。Amr氏は、今後は総務部や人事部、広報部にも自動化ワークフローを導入する計画を明らかにしています。

Ibrahim氏はまた、SMAXがオープンなプラットフォームとして機能することで、各部門のニーズに応じたカスタマイズが可能になったと述べ、同銀行のプロセス自動化とシステム統合における重要な役割について言及しました。

ITプロセスの自動化
さらに、EBankはOpenTextの「Operations Orchestration」(OO)を利用して、ITプロセスを自動化し、統合しています。これにより、環境全体の構成項目を効率的に管理し、IT運用のパフォーマンスを最適化することが可能となっています。OpenTextのAPIとコネクタを通じて、SMAXとネイティブに統合されているため、シームレスな運用が実現しています。

OpenTextの役割


OpenTextの最高技術製品責任者であるMuhi Majzoub氏は、金融機関が直面するプレッシャーを指摘し、競争力とイノベーションを保つためには、顧客サービスの向上が不可欠であると述べています。OpenTextは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためのソリューションを提供し、大手金融機関のビジネスを支えているとのことです。

まとめ


EBank EgyptのOpenTextソリューション導入により、業務の効率化と顧客サービスの向上が実現しています。今後の成長に向けて、さらに多くの自動化が期待されています。詳細な情報は、OpenTextの最新のケーススタディにて確認可能です。

会社情報

会社名
オープンテキスト株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1丁目8-3丸の内トラストタワー本館18階
電話番号
03-4560-7700

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