現役女子高生が語る憧れの女性インフルエンサー像とは?
女子高生の心をつかむインフルエンサーとはどのような存在なのでしょうか?株式会社with tが運営する「女子高生ラボ」が行った調査によって、その実態が明らかになりました。今回はその結果をもとに、彼女たちにとっての理想のインフルエンサー像について詳しく解説します。
憧れのインフルエンサー、やはり同年代が優勢
調査によると、女子高生が憧れるインフルエンサーとして「同年代」が最も多く選ばれており、その割合は58%に達しました。年齢が近いため、価値観やライフスタイルに共感しやすく、身近な存在として受け入れられているようです。特に人気のインフルエンサーには、辻希美さんの娘である希空さんや、恋愛リアリティ番組で注目を集めた米澤りあさん、そしてカリスマ高校生のMINAMIさんなどが名を連ねています。彼女たちは自身の日常を等身大で発信しており、同世代の女子高生に大きな支持を受けています。
SNSの影響力
また、インフルエンサーを知るきっかけとして最も多いのが「SNSのバズ」で、46%の女子高生がこの回答を選択しました。テレビや雑誌などの日本のマスメディアは27%に過ぎず、SNSが現代のトレンド情報の中心であることがわかります。高校生たちにとって、SNSは重要なコミュニケーションの場であり、瞬時に広がる情報を通じて憧れの存在と出会っているのです。
インフルエンサーへの好感度
インフルエンサーへの好感度を高める要素として、最も多かったのは「親近感」で、60%がこの理由を挙げました。さらに、見た目の魅力や趣味の一致といった外見的要因もあるものの、女子高生たちが魅力を感じるポイントは内面的な要素にあることがわかります。彼女たちは「自分の近くにいるかのような、ちょっと特別な存在」として、インフルエンサーを捉えています。
積極的なファン行動
さらに、女高生たちのファン行動に関しては、やはり「コメントしたことがある」という回答が38%で多く見られました。また、紹介された商品を実際に購入した経験がある女子高生も35%に上ります。このように、インフルエンサーとの関わりは、コメントや購買といった比較的ゆるやかなものであり、彼女たちにとってインフルエンサーは、単なる発信者ではなく「共に楽しむ存在」として認識されているのです。
信頼のカギは誠実さ
調査によると、インフルエンサーを信頼できる理由として、「自然体であること」や「誠実さ」が挙げられています。42%の女子高生が、身の丈に合ったものを紹介するインフルエンサーを信頼しているとのこと。表面的な存在から、リアルな生活を見せているインフルエンサーへの共感が強いようです。また、悩みや失敗談を素直に話す姿勢にも支持が集まり、決して華やかなイメージだけではない「等身大」の姿が彼女たちに響いているのです。
企業案件への評価
最後に、インフルエンサーが行う企業案件についての評価ですが、46%の女子高生が「心から応援できる」と答えています。一方で、あまりにも多くの案件を行うと疑問を持つ意見もあり、インフルエンサー自身の感情がとても敏感に受け取られていることがわかります。実際、大事なのは案件の内容が信頼できるものであるということ。女子高生たちはただの商業契約ではなく、本当に気に入っている商品を紹介することを求めているのです。
まとめ
今回の調査は、現役女子高生が求めるインフルエンサー像を明らかにしました。彼女たちは近くにいるような存在であり、誠実さや親近感を重視した共感できるインフルエンサーを求めています。SNSの影響力がますます高まる中で、企業にとっても、ファンとの信頼関係構築が重要な課題となるでしょう。今後、女子高生たちの支持を得るためには、彼女たちのリアルな感覚を理解することが必要不可欠です。