注意が必要な方も安心!旅行の新たな選択肢
2024年7月8日、大分県にて新たな取り組みがスタートしました。民間救急サービスを提供する有限会社羅漢と別府・大分バリアフリーツアーセンターが業務提携を行い、重篤な医療処置が必要な方のための旅行を実現することを目指します。この提携により、様々な条件を抱えた方々でも安心して旅行に出かけることができる新たな選択肢が広がりました。
提携の背景とは
「むにたび」として知られる民間救急らかんは、酸素や吸引、点滴などの医療処置を必要とする方々を対象に、介護士や看護師が付き添う旅行サービスを提供しています。これにより、特に重度の病気や障害を抱える方々が、安全に旅行を楽しむことが可能になりました。
一方、別府・大分バリアフリーツアーセンターも、地域全体にわたるバリアフリー情報を提供し、宿泊施設や観光施設を視察することで利用者に信頼されてきた団体です。これらの特色が融合することで、今後多くのユーザーにとって有意義なサービスが展開されることになります。
旅行の安心を提供するための内容
提携後は、以下の3つの分野において、一体的なサービスを提供することが期待されています:
1.
移動 - 介護タクシーやストレッチャーを利用した移動手段の確立。
2.
医療 - 必要な医療処置を行いながら安心して旅行できる体制の構築。
3.
宿泊 - 利用者の体調に応じた宿泊先の選定を行っていきます。
このような体制を整えることによって、「温泉に行きたい」、「思い出を作りたい」、「家族と過ごしたい」といった多くの方々の願いを叶えることが可能となります。
地域連携の重要性
地域における異業種の連携はとても重要です。特に、佐賀県の嬉野バリアフリーツアーセンターとの連携に続き、今回の取り組みは第二の試みとなります。今後も全国のバリアフリーツアーセンターとの協力を強めることで、バリアフリーツーリズムの活性化を図り、より多くの方々に旅行の楽しみを提供することが目指されます。
この提携によって、以前は旅行を諦めていた方々にも新たな選択肢が増え、医療と観光の融合が生まれることが期待されています。
旅行が特別な体験となるように、これからの動きに注目です。