安全運転促進プロジェクト
2022-02-03 17:05:16

あいおいニッセイ同和損保とPathfinderが進める安全運転促進プロジェクトの現状

レンタカー利用者の安全運転促進に向けた実証実験の概要



あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)とPathfinder株式会社が共同で、レンタカー利用者の安全運転を促進するための実証実験を開始しました。この取り組みの背景には、多くのドライバーが不慣れな車両や道路を走行する際に事故のリスクが高まるという課題があります。一般的に、レンタカーの使用はマイカーと比べて事故の発生頻度が高く、借りた車が原因でドライバーが怪我をすることや、レンタカー業者が修理費用や営業損失を被ることがあります。そのため、運転するドライバー自身とレンタカー事業者にとって、安全で安心な移動の確保が強く求められているのです。

実証実験の内容



概要


今回の実証実験は、Pathfinderが提供する片道専用レンタカーマッチングサービス「Simpway」を利用するドライバーを対象に行われます。あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス技術を用いて運転挙動を計測し、そのスコアに基づいてドライバーにクーポン券を付与します。これにより、ドライバーが安全運転を心がけるよう促す狙いがあります。この活動により、運転行動の改善だけでなく、あいおいニッセイ同和損保としても新たなモビリティサービスへのテレマティクス技術の活用を通じて顧客の利便性を検証することを目指しています。

実施期間と対象者


実証実験は2022年の2月下旬以降に開始され、「Simpway」に登録しているユーザーが対象となります。具体的な実施地域は、東京から大阪の間の路線です。

目指す効果


この実証実験を通じて、主に以下の効果を期待しています。
1. レンタカー利用者の運転挙動のデータを取得し、事故が減少するか検証すること。
2. 取得したデータをもとに、ドライバー同士の比較を行い、これに基づいて割引インセンティブを検討すること。
3. 長距離運転時の運転特性の変化を時系列で観察し、安全性向上につながるアクションを考案すること。

今後の展開


実証実験の結果を受けて、Pathfinderは給付するクーポンの導入にとどまらず、運転挙動に応じた料金設定の仕組みを22年内に実現させることを目指します。また、あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス技術がレンタカー市場においてどのように役立てられるかを検証し、将来的には国内外のレンタカー事業者向けにテレマティクス自動車保険やサービスを提供する考えです。

このような取り組みを通じ、両社はレンタカー事業者の経済的負担を軽減し、利用者にとってより安全で便利なサービスを実現することで、モビリティ社会の進展に貢献していくことを目指しています。

会社情報

会社名
Pathfinder株式会社
住所
東京都板橋区仲町23-6
電話番号
050-5438-3472

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。