神保町から生まれた新たなクラフトリキュール
東京都千代田区神保町。このエリアは古書店や出版社がひしめき合う場所であり、社会科学や思想書と深い関係を持つ地域です。そこで新たに生まれたお酒が「マルクスの酒」、正式名称は「Marxist(マルキスト)」です。このリキュールは、カール・マルクスの思想にインスパイアを受けた深紅のクラフトリキュールとして、2026年8月に初めて発売されました。この日本独自のリキュールは、東京の紙卸会社、東芳紙業株式会社の手で企画されたものです。
初回発売の成功と第2ロットの予約開始
「マルクスの酒」は初回150本がなんと約3ヶ月で完売。これに伴い、第2ロット150本の予約受付が開始され、リピーターからも注目を集めています。企画者の東芳紙業は、創業から65年以上の歴史を持ち、紙卸業から新たな挑戦へと舵を切りました。
いろいろな楽しみ方が成長するリキュール
購入者の中には、仲間と一緒に飲むことを楽しんでいる人たちも多く、特にある出版社に勤める方からは印象的な報告が届きました。仲間4人でMarxistを開栓し、一晩に590mlのボトルを空にしたとのこと。彼らは最初はソーダ割りでスタートし、その後は自分の好みに合った濃さを探求し始めました。さらに、料理とのペアリングも楽しむことに。他の参加者が料理長であったため、会話は自然に料理の話題へ。「この酒は羊肉に合うかも」「飲んだ後にこのリキュールを煮詰めてソースにしたい」といったアイデアが生まれ、次の「ラム肉の宴」の企画に発展しました。彼らはMarxistを追加注文し、新たな楽しみ方を見出しました。
BBQでも楽しむスタイル
また、東京中小企業家同友会の仲間がBBQの際にもMarxistを持参し、仲間と飲み比べを楽しみました。ジンジャーエールやサイダー、コーラを使った割り方が好評で、「ストレートが一番」との意見もちらほら。訪れた先での写真も多く寄せられており、海を背景にしたボトルの画が印象的です。一つの酒を囲むことで、それぞれの好みを探り合い、感想を語り合う姿が広がっていました。
多様な楽しみ方を提供する「マルクスの酒」
さらに、Marxistはバーでも楽しめるカクテルとしての展開を見せています。静岡県下田市のSHIRAHAMA DISTILLERYが製造しているこのリキュールは、東京のCocktail Bar Ravenでアレンジカクテル「Blood & Sand」にも使われます。プロのバーテンダーによるオリジナルカクテルから、家庭での自由な飲み方まで、この新しいリキュールは多様に楽しめます。
情報発信の遅れと手作り商売
商品の販売は順調に進んだものの、情報発信は後手に回る結果となりました。初回発売から約1ヶ月後にnoteで開発物語を連載し始め、公式ウェブサイトはさらに遅れて10月17日にオープン。開発の舞台裏を纏めた小冊子も作成し、ブランドのストーリーを共有しました。これは、商品の売れ行きが予想以上であったためです。
第2ロットの予約と楽しみ方の募集
現在、第2ロット150本の予約受付が開始されており、購入者から「Marxistをどう楽しんだのか」というエピソードも募集中です。参加者にはオリジナルステッカーがプレゼントされる他、公式サイトやSNSでの紹介も行われる予定です。
一杯の酒を通じて、多様な人々の集まりが生まれ、料理や飲み方に新しい発展を与え続ける「マルクスの酒」。その楽しみ方を追求することで、あなたもこの深紅のリキュールと共に素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。