高知県へ新たなカフェ文化が到来しました。「パンとエスプレッソと」の新店舗、土佐喫茶が2025年11月にオープンすることが発表されました。これは、全国48店舗を展開する株式会社日と々とが自社のプロジェクト「47都道府県『ご当地パンエス』」の一環として開設する5号店です。これまで各地で展開されてきた地元の特色を取り入れたメニューや空間作りが、今度は土佐の魅力を引き出す形で表現されるのです。
路面電車を楽しみながらの特別なカフェ体験
土佐喫茶は、1階に焼き立てのパンが並ぶベーカリーがあり、2階はガラス張りのカフェスペースとなっており、どちらからも高知市を走る路面電車の風景を楽しむことができます。大きな窓から入る自然光は、華やかな内装と相まって心地よい開放感を演出します。訪れる人々は、ここでゆったりとした時間を過ごしながら、土佐ならではの素材を用いた特別なメニューを味わうことができます。
高知限定の特別メニュー
土佐喫茶の目玉は、地元の名産を生かした「高知限定メニュー」です。まず紹介したいのは「ムーカツオ」です。これは、高知名物のかつおをテーマにした贅沢な一品で、香り豊かなかつお節や生節、チーズを「ムー」という同店の看板食パンに練り込み、炙って仕上げに醤油マヨとともに提供されます。魚の旨味とパンの甘みが一体となり、他では味わえないユニークな体験を提供します。
続いて「ムーかつおバター」も見逃せません。このメニューは、表面がカリッと焼き上げられた「ムー」に、ふんわりとしたバターとたっぷりのかつお節がトッピングされており、生姜醤油をひとたらしすることでその香りが引き立つ高知スタイルのパンとなります。さらに、爽やかな高知県産文旦を使用したクリームソーダも楽しめるため、スイーツ好きにも嬉しいメニューがそろっています。
地元への思いとコミットメント
新店舗のオーナーは、焼きたてのパンと風味豊かなコーヒーを通じて、地域に喜びを届けることを心から嬉しく思うと言っています。彼らは、洗練された技術と高知の豊かな素材を組み合わせ、ここでしか味わえない特別な体験の場を作り上げたいという明確なビジョンを持っています。また、地元の方々や観光客にとっても特別な時間を過ごせるお店を目指す姿勢が強調されています。
店舗情報
新しいカフェの名称は「パンとエスプレッソと土佐喫茶」で、所在地は高知市本町2丁目の2-38です。営業時間は朝の8時から夕方の6時まで、無休で営業します(年末年始をのぞいて)。営業開始からは、地域の人々がこの新しいカフェ文化を体験し、特別な瞬間を楽しむことができるでしょう。
この新店舗のオープンにより、高知のカフェ文化がさらに豊かになり、地元素材を生かした新たな食の楽しみ方が広がることを期待しています。この「パンとエスプレッソと土佐喫茶」では、ぜひ一度訪れてみてください。