地球の多様な生命を理解する市民講座が開催!
大隅基礎科学創成財団では、2021年8月28日(土)の15:00から17:00にかけて、オンライン市民講座を開催します。今回のテーマは「地球上の生命の多様性を支える仕組み」です。この講座では、百数十万種におよぶ生物がどのように関係し合い、環境に適応しているのかについて詳しく学ぶことができます。
本講座では、ユニークな研究を行っている二人の専門家が講演を行います。第1部では、東京大学理学系研究科の國枝武和准教授が「クマムシはどうやって極限環境に耐えるのか?」というテーマで、極限環境下における生物の生存戦略について解説します。クマムシは、その驚異的な耐性から多くの人に知られている生物ですが、その生存能力の秘密について深く掘り下げる内容です。
続いて第2部では、東京工業大学生命理工学院の本郷裕一教授が「シロアリはなぜ木だけ食べて生きられるのか?」というテーマで講演します。シロアリは木材を食べて生活する独特の生態を持っており、その食性の背景には複雑な生態系が存在しています。どのように木を利用するのか、またその結果生じる生態系の影響について学べる貴重な機会です。
さらに、2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏(東京工業大学名誉教授)が、本講座の狙いと基礎科学研究への支援の重要性について語ります。研究者からの firsthand の視点を通じて、我々が理解していない生命の不思議に触れ、未来の研究を支える意義を再認識できるでしょう。
参加には事前の登録が必要ですので、大隅基礎科学創成財団が設けた特設サイトから「イベントに申し込む」をクリックして、登録を行ってください。また、講師のプロフィールや市民講座の詳細についても特設サイトで確認できます。
【特設サイト】
大隅基礎科学創成財団市民講座特設サイト
市民講座は、多くの人が参加できる形式で、無料で提供されるため、興味のある方にとって絶好の学びの場となります。ぜひこの機会に、生命の多様性とその保全の重要性に触れてみてはいかがでしょうか。
【お問い合わせ】
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