自立循環地域の拡大
2023-04-01 17:18:09
持続可能な未来へ向けた自立循環地域の拡大プロジェクト
持続可能な未来へ向けた自立循環地域の拡大プロジェクト
食とエネルギーの自給自足を実現するために、日本では「自立循環地域」の概念が広がりを見せています。この新しい地域づくりは、食とエネルギーを地産地消することを目指し、全国各地で様々な取り組みが進行中です。
自立循環地域の構成要素
プロジェクトの中心となるのは、竹チッパーや生ゴミミキサー、竹炭窯、無煙炭化器、竹酢液蒸留器、太陽光発電装置、バッテリー蓄電池、雨水浄化装置、循環型トイレ、ロケットストーブ、調理用のかまどなどです。各地域のニーズに応じて、必要な設備を選択し導入することが可能です。
食の循環とエネルギーの自給
地域で発生する生ゴミや、放置された竹林の竹を利用して、特殊肥料の生産が行われます。この肥料は、輸入に依存する化学肥料の代替となり、健康にも優しいものです。また、竹酢液は農薬の代替として利用でき、病害虫の防除に役立ちます。
エネルギー面では、太陽光発電と廃バッテリーを活用し、エネルギー供給を地域内で完結させることを目指します。さらに、雨水の浄化装置や循環型トイレを用いることで、これらの資源全てを効率的に循環させることが実現可能です。
社会的意義と地域経済の発展
このプロジェクトは、ただの農業支援にとどまらず、高齢者や障がい者を含む地域住民の自立を促進します。農業に必要な労力が比較的少ないため、誰でも手軽に参加できる点が魅力です。また、耕作放棄地の活用や地域住民の健康向上にも寄与しています。
地域コミュニティの活性化は、このプロジェクトの重要な側面でもあります。家庭から出る生ゴミを循環させることで、住民同士のつながりが強まり、地域の環境問題も解決されるでしょう。さらに、有機農作物の生産は地域経済の発展にも貢献し、付加価値の高い製品を市場に出すことが可能です。
持続可能な食料システムの実現
2021年に農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」が背景にあり、化学肥料や農薬の使用を減少させ、持続可能な農業を進めることが重要視されています。特に、化学肥料の輸入依存から脱却し、有機農業の面積を2050年までに25%にまで拡大するという目標が掲げられています。
私たちの目指す未来
私たちは、竹資源を循環的に活用し、農業と福祉を融合させた有機農業を広めていくとともに、自然エネルギーを積極的に普及させていく考えです。災害や経済の変化に左右されることなく、安定した生活環境を若い世代に提供するため、地域での取り組みをさらに強化していきます。
このように、自立循環地域は未来の持続可能な社会を築くカギを握っています。地域住民が集い、共に未来を考える場となることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
プロメ環境エンジニアリング株式会社
- 住所
- 兵庫県三田市あかしあ台5丁目29B303
- 電話番号
-
078-907-5883