地元の知恵と技術が結集した新しい暖かさ
寒い冬、特に介護現場では、利用者の方々が関節の痛みに悩まされることがよくあります。また、介護スタッフも屋外での仕事が多く、手先が冷えやすいという悩みを抱えています。そのため、加古川市の女性介護職チーム「KAKOGAWAミシンラボ」が立ち上がり、廃材を使用したオリジナルのハンドウォーマーを開発しました。この取り組みは、介護の現場だけでなく、広く多くの人々に温かさを提供することを目指しています。
KAKOGAWAミシンラボとは
KAKOGAWAミシンラボは、60歳以上の女性介護職員で構成されるデザインチームで、2017年から活動を開始しています。メンバーは長年の介護経験を生かし、独自の商品開発に取り組んできました。このたびのハンドウォーマーは、多くの試行錯誤を重ねて完成したプロダクトとなっています。この製品は、かわいい見た目と実用性を兼ね備えており、介護現場だけでなく、オフィスや自宅などさまざまなシーンで活用できるように設計されています。
廃材活用の製品へのこだわり
今回のハンドウォーマーは、デイサービス利用者の関節痛を和らげるだけでなく、介護職員の冷え対策にも貢献しています。特に、南極冒険者も愛用する「もちはだ」という特別な素材を使い、加古川市のワシオ株式会社が提供する技術を基に、廃棄されるはずだった端切れを再利用しています。このように地元の資源を最大限に活かすことで、環境にも優しく、尚且つ温かさが詰まった製品が誕生しました。これにより、冷え性や関節痛に悩む多くの人々に、心身ともにポジティブな影響をもたらすことが期待されています。
お気に入りの素材を選ぼう
本製品は、端材を使用しているため、どのような素材やカラーが手に入るかはその時々によって異なります。基本的なカラーはオーソドックスなピンク、グレー、黒などが用意されていますが、店頭限定の特別な素材や色も豊富に取り揃えています。ぜひ一度実際に手に取り、自分のお気に入りの一品を見つけてください。
製品の仕様
- - 寸法: 長さ約15cm × 幅約8cm(置きサイズ。元素材により変動あり)
- - 素材: アクリル、ウール、ポリエステル、ポリウレタン
- - 価格: 800円(税込)
このハンドウォーマーは、介護サービス利用者だけでなく、長時間座っている事務職の方々にもおすすめです。購入は、「ルリモ・ハリモ」のオンラインショップや、加古川市にある「Sydecas POPアップストア」で手に入るので、気軽にチェックしてみてください。冷えが気になる冬にぴったりの一品です。