医療データの信頼と価値を探求する「TRUST-DS」会議
1.開催の背景
近年、医療分野においてデータの重要性が増す中で、プライバシーの保護も同時に求められています。このバランスを実現するためには、官民一体となった取り組みが不可欠です。株式会社JMDCは、医療データに特化したリーディングプレイヤーとして、一般社団法人次世代基盤政策研究所(NFI)と個人情報保護委員会(PPC)と密接に連携を図ってきました。 共同で開催される国際会議「TRUST-DS」に参加することで、これまでの成果を基に新たな価値向上を目指す契機を得たいと考えています。
2.国際会議「TRUST-DS」について
「TRUST-DS」は、信頼に基づく医療データの自由な流通をテーマとした国際会議です。2025年9月16日から19日まで韓国で開催される第47回Global Privacy Assembly(GPA)の周辺イベントとして位置づけられており、医療データを中心に、様々なデータの流通と価値の創造に向けた議論が予定されています。この会議では、日本の医療データの価値を国際的に発信し、今後の政策に影響を与える重要な場となります。
3.JMDCの役割
JMDCの執行役員兼CDPOである足立昌聰は、「日本における医療保険情報のデータ保護・利活用と、公共セクターの匿名加工情報の利活用における行政手続上の課題」というテーマで講演を予定しています。この講演を通じて、医療データの利用と保護に関しての具体的な課題を共有し、国内外の参加者との意見交換を行うことが期待されています。
4.会議の詳細
「TRUST-DS」は、2025年9月22日に東京都中央区八重洲の東京ミッドタウンで開催される予定です。参加費は無料で、オンライン参加も可能なハイブリッド形式で行われます。セッション内容には、ヘルスデータの自由な流通に向けた条件や、最近の国際動向に関する議論が含まれます。これにより、参加者は最新の知見を学び、実践に役立てることができるでしょう。
5.参加方法
スペースには限りがあるため、参加を希望される方は事前に申し込む必要があります。申し込みは2025年9月21日まで受け付けており、早期に締め切られる可能性もあるため注意が必要です。また、当日のプログラムは現在調整中ですが、専門家によるパネルディスカッションや講演も予定されており、参加者同士のネットワーキングの機会も設けられています。
6.未来への展望
JMDCは、医療データの利用と個人情報保護を両立させる新たな取り組みを推進し、信頼性の高いデータエコシステムの構築へ貢献していきます。この会議は、私たちが目指す健康社会の実現に向けた一歩となることでしょう。これまで以上に、世界のデータ管理における日本の存在感を高めるためにも、積極的な参加が求められます。
参考リンク
医療データの未来を一緒に考えましょう。