渋谷の新たなランドマーク「MIYASHITA PARK」
渋谷の宮下公園がリニューアルし、新たに「MIYASHITA PARK」として生まれ変わりました。この公園の目玉の一つは、設置された3点のアートワークです。それぞれが持つ独自の個性と、渋谷の文化との融合を通じて、訪れる人々に新しい体験を提供しています。三井不動産株式会社が事業主となり、アーティスティック・ディレクターとして清水敏男氏がプロデュースしたこれらのアートは、渋谷の歴史と現代文化を繋ぐ重要な存在です。
アート作品の詳細
1. きゅうちゃん(作家:Colliu)
- - 設置場所:南側エントランス
- - サイズ:H:2.98m、W:1.31m、D:1m
- - 素材:スチールに塗装
この彫刻は、渋谷駅前の忠犬ハチ公の遠い親戚として位置づけられています。「キュウ」は公園の名前「宮」に由来し、強烈な個性と共に訪れる人々を温かく迎え入れます。目の覚めるような色彩とフォルムが、渋谷の賑わいに溶け込みながらも独自の存在感を放っています。
2. YOUwe.(作家:WA! moto “MOTOKA WATANABE”)
- - 設置場所:公園内ボルダリングウォールの頂上
- - サイズ:H:2.87m、W:1m、D:1m
- - 素材:ブロンズに塗装
この作品は、渋谷を訪れたすべての人を応援する猿の彫刻です。「YOUwe.」は、スポーツやファッション、ライフスタイルが交差する場所での共生を象徴しています。この彫刻は、高みを目指す人々に元気を与える存在として、来園者を勇気づけます。
3. Any(作家:Stone Designs)
- - 設置場所:明治通り沿い
- - サイズ:H:3.95m、W:0.9m、D:0.9m
- - 素材:ステンレススチールに塗装
この彫刻は、多様な人々や文化が融合する渋谷の象徴として設計されています。男女のピクトグラムが一体化した姿は、異なる背景を持つ人々が集まり新しい文化を創り出すことを表現しています。視点を変えることで異なる形が現れ、見る人によって受ける印象が異なるというユニークな作品です。
MIYASHITA PARKの意味と役割
新しい公園が開場した日は、人々が集まり交流する場所となるために、地域の物語や新しい価値の創造が必要です。アートはその両方を同時に実現できる力を持っています。これらの作品を通じて、渋谷のストーリーを踏襲しつつ、新しい文化を生み出す機会となれば嬉しいです。
まとめ
MIYASHITA PARKは、単なる公園ではなく、アートを通じて文化の発信地としての役割を果たしています。清水敏男氏が提唱したアートプロジェクトは、訪れる人々に刺激を与え、渋谷の歴史を感じさせる魅力的な空間となることでしょう。これからも新たな文化の発信地として、MIYASHITA PARKに多くの人が集うことを期待しています。