若き才能を支援する「U25ファンド2025」設立の背景と意義

若き才能を支援する「U25ファンド2025」の設立

株式会社Power Angels（所在地：福岡市博多区、代表：山本敏行）は、新たに「U25ファンド2025」を始動しました。このファンドは日本で目新しい試みであり、特に25歳以下の若手起業家に目を向けて支援を行います。プロダクトや市場適合性の有無に関わらず、創業間もない段階から事業の支援を行うことを目的としています。

若者に特化した支援の背景

スタートアップへの投資は、一般的にある程度の事業実績を求めるため、若者の多くが投資から取り残されています。特に高校生や大学生など若い世代には、情熱がありながらも、必要な資源が不足しているケースが多いのが現状です。Power Angelsは、信頼できるエンジェル投資家を配置し、彼らが提供する知識と経験でそのギャップを埋めることに注力しています。

代表の山本は、シリコンバレーでの経験から、適切なアドバイスが若き起業家の成長にどれほど価値を持つかを実感しています。たった一言の金言が数ヶ月の苦労を一瞬で解決することもあるため、正しい時に適切な伴走者と出会うことは非常に重要です。

U25ファンド2025の具体的な内容

対象

- 25歳以下の起業家（プロダクトや市場適合性確認前のアイデア段階でも可）

投資規模

- 1社あたり300万〜500万円（最大1,000万円）

年次投資数

- 5～10社を想定

投資判断

- ㈱Power Angelsの代表が直接起業家とやり取りし、厳選します。

エグジット戦略

- IPOだけでなく、M&Aも視野に入れた柔軟な対応を行います。

ネットワーク支援

- 「U25 Founders Lab」を通じた交流や勉強会、シリコンバレーでの経験共有なども進めていきます。

持続的成長と社会還元を目指して

山本CEOは、「U25ファンド2025」は未来の若者たちに必要不可欠な支援を提供し、持続的な成長と社会への還元を目指す取り組みであると強調します。自身がシリコンバレーで受けたメンターの助言がその後の行動へ繋がった体験から、正しい支援の重要性を理解しています。今の日本には若者が信頼して相談できるエンジェル投資家が不足しているため、このファンドは資金のみならず、信頼できる支援者と仲間を提供する仕組みを目指しています。

孤独からの脱却

挑戦には孤独が付きものですが、このファンドを通じて若者がエンジェル投資家と出会い、共に成長していくエコシステムを構築していきたいと思います。業界や地域を超えて結びつきを育むことで、時には失敗しながらも再起できる環境の提供を目指しています。

第1号出資先：RASEN株式会社

このファンドの第1号出資先には17歳のCEO、菊池将成氏が率いるRASEN株式会社が選ばれました。RASENは「アニメ×スタートアップ」という新しい分野で創造力を具現化するプラットフォームの構築を目指しており、2025年3月に設立されます。年齢に関係なく、挑戦を続ける若者の姿勢は「U25ファンド2025」の理念に深く合致しており、素晴らしい第一歩といえるでしょう。

以上のように、「U25ファンド2025」は若き才能を支援し、新しいスタートアップ文化を共に築いていくための重要な試みとして、多くの関心を集めています。