北海道外初!佐渡で育まれた「海の宝石」
新潟県佐渡市で養殖、畜養を行っている佐渡シーファームが、新たな挑戦として生み出したのが、養殖エゾバフンウニ『金山雲丹』です。
5年の歳月をかけて研究を重ね、北海道外で初めてエゾバフンウニの養殖に成功しました。
エゾバフンウニは、海水温の変化に非常に敏感なため、これまで北海道以外の地域では養殖が不可能とされてきました。佐渡シーファームでは、海洋深層水という安定した水温の環境を活用し、北海道の利尻昆布を餌とすることで、エゾバフンウニの生育に最適な環境を再現することに成功しました。
幾多の困難を乗り越えて生まれた「金山雲丹」
しかし、道は決して平坦ではありませんでした。エゾバフンウニの養殖は、利尻昆布の養殖よりも遥かに難しい課題が山積していました。種苗の長距離輸送による大量死や、海上養殖とは異なる衛生面での問題など、数々の困難に直面しました。
それでも佐渡シーファームは諦めずに研究開発を続け、ついに安定供給が可能なレベルにまで到達しました。
「金山雲丹」の品質の秘密
佐渡シーファームでは、海洋深層水を活用した独自の養殖システムを採用しています。海洋深層水は、年間を通して安定した水温を保つため、エゾバフンウニの生育に最適な環境を提供します。また、餌となる利尻昆布も、同じ環境で育成することで、北海道利尻の海と変わらない環境を実現しています。
「金山雲丹」が選ばれる理由
『金山雲丹』は、その品質の高さから、ミシュラン一つ星レストランのイベントで使用されるなど、プロの料理人からも高い評価を得ています。
佐渡島のRyokan浦島のフレンチレストラン『ラ・プラージュ』では、出荷されたばかりの新鮮な金山雲丹を使った料理を提供しています。
その濃厚な旨みと甘みは、天然のエゾバフンウニを凌駕するとも評されており、まさに「海の宝石」と呼ぶにふさわしい逸品です。
「金山雲丹」を通じて食の未来を拓く
近年、地球温暖化による海水温の上昇の影響で、北海道ではエゾバフンウニの漁獲量が激減しています。
『金山雲丹』は、安定した供給を実現することで、この問題の解決に貢献するとともに、食の未来を拓く新たな可能性を提示しています。
ぜひ、この機会に『金山雲丹』の贅沢な味わいをご堪能ください。