金融機関誘致セミナーの開催が福岡市で進化を促す

福岡市は最近、日本政府によって「金融・資産運用特区」に指定され、国際的な金融機関や関連企業の誘致を進めています。この取り組みの一環として、福岡市は10月16日に東京で開催される金融機関誘致セミナーを行います。

セミナーの背景

このセミナーは、福岡市の産学官連携組織「TEAM FUKUOKA」によるものです。特に、資産運用業界やフィンテック分野、BCP（事業継続計画）対応業務への誘致が重点的に行われています。昨年、これに関連して生命保険会社が新たにBCP拠点を設立し、さらに自然災害を契機にBCP拠点の設立を決めた金融機関も登場しました。これらの動きにより、地域の金融業界は飛躍的に成長しています。

セミナーの詳細

セミナーは、以下の概要で行われます。

- 日時: 令和6年10月16日（水）16:00～17:30
- 場所: KABUTO ONE（東京都中央区日本橋兜町７－１）
- 対象: 金融業界に従事する方々
- 参加費: 無料

基調講演では、金融庁の池田賢志課長と福岡市の国際金融アンバサダーである岡澤恭弥氏が登壇します。また、福岡にBCP拠点を設けている企業の代表が登場し、その体験や成功事例を共有するトークセッションも予定されています。具体的には、ステート・ストリート信託銀行前取締役会長の高橋秀行氏や、ニッセイ・ウェルス生命顧問の井本満行氏が参加し、実践的なアドバイスを提供します。

加えて、福岡市の各種支援メニューも紹介され、参加者は拠点設立に際する具体的なサポート内容を理解することができます。今後のビジネス展開に向けた情報が得られる貴重な機会です。このセミナーには定員が50名と限られているため、早めに申し込むことをおすすめします。