MaaS Carが新たにEV車両を提供開始
モビリティプラットフォーム株式会社が運営するカーシェアリングサービス「MaaS Car」は、2025年4月16日より三菱のeKクロスEVを導入することを発表しました。これにより、従来のガソリン車に加えて、EV車両がどのようにサービスに組み込まれるのか、利用者にとってのメリットは何かに迫ります。
EV車両の導入背景
モビリティプラットフォームは、埼玉県を中心にカーシェアリングやシェアサイクリングサービスを展開しており、環境意識の高まりや持続可能な交通手段の需要に呼応する形でEV車両の導入を決定しました。この新しいサービスは、特にユーザーの移動手段において環境への配慮を促進するものとされています。
専用ステーションの設立
新たにユーザーがEV車両を利用するためのEV専用ステーションがさいたま市に設置されます。設立される3つのステーションには、それぞれ異なる台数の車両が配置され、合計で5台のEVが利用可能になります。具体的な場所は以下の通りです。
- - 【EV】中浦和駅北入口バス停前(2台)
- - 【EV】中浦和駅付近高架下(2台)
- - 【EV】さいたまR&Dセンター(1台)
このような専用ステーションの導入により、利用者はよりアクセスしやすくなります。
新料金プラン「ベーシック(EV)クラス」
EV車両取り扱いに合わせ、「ベーシック(EV)クラス」という新しい料金プランも設定されます。基本的な利用料金は「ベーシッククラス」と同じですが、距離料金が大幅に削減され、なんと6円/kmとなります。これは従来の18円/kmの1/3にあたる特別な価格です。
さらに、利用者は「6時間パック」や「12時間パック」を選ぶことができ、利便性向上に貢献します。ただし、ED車両に関しては給油割引は適用されません。
キャンペーンの実施
2025年4月16日から5月31日までの期間中、EV車両利用者を対象に10%オフのキャンペーンも実施されることが決まりました。このキャンペーンは全会員が対象で、利用料金が通常よりお得に設定されます。
MaaS Carのさらなる発展
現在、MaaS Carは埼玉県を中心に92か所のステーションで約130台を運営しており、地域の移動手段の一環として益々重要な役割を果たしています。また、従来のHELLO MOBILITYで提供されていた車両やステーションの一部を継承し、新たなサービスを展開することとなります。これは、EVシェアリングサービスがこの地域でもさらに進化していくことを示唆しています。
結論
EV車両の導入により、MaaS Carは環境意識の高いユーザーのニーズにも応えることができるようになります。モビリティプラットフォーム株式会社が提供するこの新しいサービスは、地域社会に根ざした新たな移動手段を提供し、持続可能な社会の実現に寄与することも期待されます。利用者は、マイページを通じて予約が可能であり、より便利でエコなカーシェア利用が実現することでしょう。