次世代省エネコーティングの効果検証
株式会社ビルズアートが開発した次世代型省エネコーティング『e-coating HSG』。このコーティングの性能を、2025年1月11日から15日の間、オーストラリアのケアンズで実際に検証してきました。特に、遮熱効果と紫外線カットの成績が注目されています。
検証の背景
ビルズアートは、オーストラリア在住の代表取締役、高木聡氏の娘の知人からの依頼を受け、遮熱ガラスコーティングの効果を検証することとなりました。依頼者からは、「特に朝の陽射しが強く感じられる」という声が寄せられたため、東側に面した掃き出し窓での実施が決まりました。
検証方法
検証は、施工前と施工後のガラスを比較する形で行われました。温度記録用のデータロガーを使用し、午前7時から10時まで10分おきに温度を測定しました。また、紫外線測定器で外部の状況に合わせ、気温が最も高い時に計測を行いました。
検証環境
ケアンズでの検証は、真夏のシーズンに行われましたが、同時に雨季でもあったため、雨天の日が多いことが予想されます。測定が行われた11日と14日は比較的晴れた日でした。気温はそれぞれ31℃と32℃であり、真夏としては過ごしやすい温度帯でした。
検証結果
測定結果によると、11日と14日ともに概ね5℃前後の遮熱効果が確認されました。また、紫外線に関する測定では、未施工のガラスが30uW/cm2であるのに対し、施工後のガラスは0uW/cm2という結果を示しました。これは、十分な紫外線カットが実現されたことを意味しています。
まとめ
今回のテストから見えてきたのは、次世代型省エネコーティング『e-coating HSG』が、実際の温度環境下でしっかりとした効果を発揮することです。外気温が31~32℃という状況であっても、遮熱効果はまずまずの結果であり、紫外線カットにおいても高い性能を証明しました。今後の使用が、特に日本の真夏においてもどれほどの効果を示すのか、更なる検証が待たれます。
会社紹介
ビルズアートは、2010年に設立され、遮熱コーティングや光触媒コーティングなどの先進的な技術を展開しています。
- - 商号:株式会社ビルズアート
- - 代表者:高木聡
- - 所在地:〒582-0002 大阪府柏原市今町2-6-21
- - URL:ビルズアート公式サイト