芝パークホテルとパークホテル東京、リーガロイヤルグループへ
この度、株式会社ロイヤルホテル(RH社)と株式会社芝パークホテル(SPH社)は、資本業務提携契約を締結し、「芝パークホテル」と「パークホテル東京」がリーガロイヤルホテルグループの一員となりました。両社はお互いの強みを活用し、より魅力的なホテル体験を提供していく方針です。
両社の理念とビジョン
RH社は、「人を、地域を、日本を、世界を、あたたかい心で満たしていこう」という理念をもとに、90年以上にわたりサービスの向上を目指してきました。一方、SPH社は「人をもてなす道を究める」という経営理念を基に高品質なサービスを提供し、多くの海外顧客から支持を受けています。この提携は、両社が抱える課題を解決するための新たな一歩となるでしょう。
業務の連携を進める
今後は、相互送客や業務の効率化といった面で協力し、お客様にとってより魅力的なホテルグループとなるための取り組みを進めていく予定です。両社の社長もこの提携の意義に触れ、それぞれの強みを補完し合うことでさらなる成長を目指す旨を表明しています。
芝パークホテルの特徴
芝パークホテルは「人、街、歴史をつなぐライブラリーホテル」がコンセプトで、館内には1,500冊以上の日本文化に関する書籍が揃っています。ゲストはこの書籍コレクションを通じて、ゆったりとした時間を楽しむことができるでしょう。
【所在地】東京都港区芝公園1-5-10
【客室】198室
【アクセス】都営地下鉄三田線御成門駅より約2分
公式サイト
パークホテル東京のユニークな体験
一方、パークホテル東京は「日本の美意識が体験できる時空間」がテーマの、まるで美術館のようなホテルです。このホテルでは常に400点以上のアート作品が展示されており、全客室やレストランにアートが息づく空間が広がっています。
【所在地】東京都港区東新橋1-7-1汐留メディアタワー(フロント25F)
【客室】268室
【アクセス】都営地下鉄大江戸線汐留駅より約1分
公式サイト
今後の展望
ロイヤルホテルの植田社長は、2026年にはさらなる国内グループホテルの拡充を図る中期経営計画「Re RISE」を発表しています。この提携を通じて、SPH社の海外での知名度とRH社の西日本での基盤を活かしていく狙いがあります。また、両社は歴史を尊重しながら新たなおもてなしの形を見出し、持続的な成長を目指していくとしています。
一方、SPH社の柳瀬社長は、RH社が主要株主として支援してきた歴史を踏まえ、傘下に入ったことを非常に意義深いものと捉えています。今後は、両社の相互成長を目指し、地域に根ざしたサービスを引き続き提供していくことを約束しています。
この新たな資本業務提携によって、両ホテルの魅力が結実し、国内外から訪れるお客様にさらなる感動を提供してくれることでしょう。