建設業務のDXを加速させる業務提携
株式会社Office Concierge(以下、OC)と株式会社ITSが建設業界の業務効率化に向けて業務提携を結びました。この提携により、両社は建設業務統合クラウド「建設BALENA(バレーナ)」を通じた新たなサポート体制の構築を目指します。
背景と課題の解決
建設業界には、工事ごとの見積もりや請求書、様々な帳票類の作成が求められ、これが業務負担を増大させているという課題があります。また、各現場の工程をリアルタイムで把握することが難しいため、適切な対応が遅れるといった問題も存在します。
この状況を打破するため、OCは「建設BALENA」を開発し、業務の効率化を実現するためのプラットフォームを提供しています。このシステムは、効率的な管理会計を可能にし、企業の生産性向上を支援します。
業務提携の意義
OCの代表取締役である小松延顕氏は、今回の業務提携に対し新たな期待を寄せています。「多くの企業が業務改善の必要性を感じながらも、具体的なアクションに踏み切れずにいる中で、IT環境が整っていないという声が多く聞かれます。これに対して、私たちの提案が興味を持たれるきっかけを増やすことができれば」と述べました。
一方、ITSの代表取締役である竹安誠氏も、「建設BALENA」のカスタマイズ性を強調しています。「このシステムは、ユーザーの業務実態に応じて機能やインターフェースを自在に変更できるため、より幅広いサポートが可能になります」とのコメントが寄せられ、提携の教科書的な成功例を期待できる見通しです。
建設BALENAの特徴
「建設BALENA」は、建設業界専用の業務統合システムであり、多様な書類や顧客情報、工程管理を一元管理します。これは、個別に管理されていた工程や採算を一括して行える機能を有しており、導入することで業務処理が大幅にスピードアップすることになります。
日本全国には約47万社の建設会社が存在し、29の業種に分類されています。OCではこれらの企業に向けて、オーダーメイドのようなシステムカスタマイズを提案することができ、さらに幅広いニーズに応えることが可能です。
今後の展望
両社は、業務提携を通じて「建設BALENA」が持つポテンシャルを最大限に引き出す方針です。それぞれの企業の強みを活かし、建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、デジタル化に対応した新しい業界標準を生み出すことが目標です。今後の取り組みにも大いに注目です。
詳しい情報は、こちらのリンクをチェックしてください。
会社概要
株式会社Office Concierge
- - 本社所在地:東京都豊島区北大塚2-1-1ba05 5F
- - 代表者:小松延顕
- - 設立:平成18年1⽉23⽇
- - 事業内容:業務統合システム建設BALENAの開発販売及び運用保守
- - ホームページ: office-concierge.co.jp
株式会社ITS
- - 本社所在地:東京都新宿区新宿2-11-2 カーサヴェルデ4階
- - 代表者:竹安誠
- - 設立:2019年10月
- - 事業内容:ITコンサルティング事業
- - ホームページ: its-t.jp