東京山九フェニックスの選手たちが語る感謝の思いと未来への挑戦
女子ラグビーチーム、東京山九フェニックスは2024年度に向けて、4選手の退団と引退を発表しました。チームの重要な一員だった彼女たちがどのような思いでこの決断を下したのか、そしてこれからの未来に向けての抱負をお伝えします。
退団・引退選手の紹介
在籍期間:2020年~2024年
野原選手はこのチームでの経験を「心震える日々」と表現し、楽しい思い出と共にチームとの別れを惜しんでいます。彼女の心に残ったのは、共に戦った仲間たちとファンの温かい応援。最後のシーズンを3連覇で締めくくり、感謝の気持ちでいっぱいだと語ります。「また明日」会えないことへの寂しさを感じながらも、応援は続けると述べています。
在籍期間:2022年~2024年
濵野選手は短い在籍期間でも多くのサポートを受け、ラグビーの魅力に目覚めたと語ります。今後は自衛隊に入隊し、ラグビーを続ける意向で、自身の成長に繋がる道を進むと言います。支えてくれた全ての人に感謝しつつ、未来への挑戦を宣言しています。
在籍期間:2021年~2024年
塩谷選手は、フェニックスでの経験が自己成長につながり、辛い瞬間も含めて貴重な財産だと述べています。チームメイトとの絆を強調し、最高の結果で引退できたことを幸せに思っているとのことです。
在籍期間:2021年~2024年
植木選手は、悔しい思い出が多い4年間だったものの、それと同時に楽しい時間を過ごしたことに感謝しています。ファンやスポンサーに支えられたこの時間が、今後の人生においての大きな指針となると語り、ラグビーを通じて得た経験を大切にしていく意向を示しました。
東京山九フェニックスについて
東京山九フェニックスは、2013年に設立された女子ラグビーチームです。初めは練習場所がなく、渋谷区の小学校を借りて活動をスタートしましたが、現在は神奈川県のグラウンドを使用しています。チームは渋谷区を拠点としており、地域の文化や情報を発信する存在であり続けます。
チームは、15人制・7人制いずれにおいても、日本代表選手を輩出し、2019年には山九株式会社が命名権スポンサーとなり、名称が変更されました。2022年度には両大会での優勝を経験し、2023年度・2024年度も三連覇を達成しています。
最後に
今回の退団・引退はチームにとって大きな節目ですが、選手たちの心には次のステージへの意志と希望がしっかりと根付いています。これからも男女を問わず、ラグビーを通じた新しい文化の創造と発信を続けていく「東京山九フェニックス」に今後も注目していきたいと思います。