東亜酒造、新しいウイスキーブランド『TONE -トーン-』を発表
2021年、羽生蒸溜所の再稼働に伴い、埼玉県羽生市の株式会社東亜酒造が新たなウイスキーブランド『TONE -トーン-』を立ち上げることを発表しました。この新ブランドでは、特に『TONE -トーン- 羽生 ワールドモルト』という商品が注目を浴びています。
復活した羽生蒸溜所と新商品の展開
羽生蒸溜所は、2021年に自社のウイスキー製造を再開し、同年5月にはビジターセンターを開業しました。このビジターセンターでは、ウイスキーの製造過程を見学するツアーが行われ、訪れる人々に新しい体験を提供しています。『TONE -トーン- 羽生 ワールドモルト』は、2025年8月1日より発売される予定で、同年2月28日にはこのラインのファーストリリースとなる『羽生GENESIS』が全世界に向けて限定販売されたことも話題になりました。
商品の特長
『TONE -トーン- 羽生 ワールドモルト』は、羽生蒸溜所で蒸留された自社製のシングルモルトウイスキーをベースに、選び抜かれたスコットランド産モルトウイスキーをブレンドしたブレンデッドモルトウイスキーです。そのため、バーボン樽で約3年熟成されたノンピート原酒からは甘い香りが漂い、同じくバーボン樽で熟成されたピート原酒からはスモーキーな香りと複雑な余韻が楽しめます。これらの要素が絶妙に融合し、奥深い味わいを生み出しています。
ブランド名の由来
『TONE -トーン-』というブランド名には、ウイスキーを楽しむ人々の人生の様々なシーンを豊かにする音色でありたいとの思いが込められています。時代の変化に関わらず色褪せることのない魅力的な存在であり続けることを目指しています。新ブランドとして、ウイスキー愛好者の心をつかむことを目指します。
購入方法と今後の展開
新商品の購入は、羽生蒸溜所内の売店や、公式通販サイト「とうあの蔵」、また各通販モールサイトで行える予定です。もちろん、全国の量販店でも取り扱いが予定されています。ウイスキーはロック、水割り、ストレートなど、様々な飲み方にアプローチできる商品として魅力的です。
東亜酒造の歴史
株式会社東亜酒造は、1625年に秩父にて酒造りを始めた老舗企業です。1941年に羽生市に本社を移転し、地域に根差した事業を続けています。ウイスキー製造、清酒、焼酎を手がけるほか、最近では地元産の米を使った新ブランド「貉藻」も展開しています。安全で安心な食品の生産に尽力し、2018年には食品安全の認証も取得しました。
まとめ
東亜酒造は、『TONE -トーン- 羽生』という新たなウイスキーブランドを通じて、さらなる挑戦を続けています。ウイスキー愛好者だけでなく、初めてウイスキーを楽しむ方にも響く魅力的な商品の登場に期待が寄せられています。ぜひ、羽生蒸溜所を訪れて、直接その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。