Entrustが進めるBIMI標準と電子メール認証の新たな時代

EntrustがBIMI標準に基づく新しい電子メール認証を発表



Entrustが発表した検証済みマーク証明書(VMC)は、企業等のブランドロゴの電子メールでの使用を標準化するBIMI(Brand Indicators for Message Identification)へ大きな一歩を刻みました。この取り組みは、電子メールが顧客とのコミュニケーション手段としてますます重要になる中、企業が電子メール認証を利用しやすくし、同時に顧客に一貫した体験を提供することを目的としています。

1. BIMI標準とは何か



BIMIは、異なる業界において共通のブランドアイデンティティを保証するための取り組みで、顧客に送信される電子メールにおいて、その企業の登録ロゴを発信することを可能にします。例えば、ブランドロゴが表示されることで、顧客は本物の企業からのメッセージであることを確認でき、フィッシングやなりすましのリスクを軽減します。

2. セキュリティと顧客体験の向上



企業は、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)とBIMIを組み合わせることで、強力な送信者認証を実現し、今まで以上に安心して顧客とのやりとりを行えるようになります。実際、Ally FinancialがEntrustと連携し、VMCのパイロットプログラムに取り組んでいることからも、その影響力は計り知れません。Allyの代表であるDavid Hixon氏は、BIMIが顧客との信頼関係を築く上での資産であると述べ、商標を通じて顧客に安心感を与えることに期待を寄せています。

3. VMCの役割



VMCは、ドメインベースのメッセージ認証にしてDMARCプロトコルと連携します。この検証済みのマークを用いることで、企業は自身のブランドを守りつつ、顧客に対して信頼性のあるサービスを提供できます。Entrustは、この新しい標準の先駆者として、さらなる普及を見込んでおり、特にGmailなどの主要なメールサービスがこの技術を取り入れることに期待しています。クリス・ベイリー氏は、その普及が企業と顧客双方にとっての大きなメリットとなると強調しています。

4. 今後の展望



電子メールにおけるブランドの認証は、今後ますます重要な要素になるでしょう。顧客が安心して取引ができる環境を整えるために、企業はこのBIMI標準を積極的に取り入れていかなければなりません。Entrustは、グローバルなパートナーシップとともに、世界中の企業に安全で信頼性の高いデジタルセキュリティを提供し続けることで、顧客にさらなる安心感をもたらすことを目指しています。

参考情報



Entrustについて


Entrustは、信頼できる認証、支払い、データ保護を通じて安全なデジタル環境を実現する企業です。2,500名を超える従業員とグローバルパートナーシップをもとに、150カ国以上のお客様に対して先進的なセキュリティとID発行ソリューションを提供し続けています。詳細はEntrustの公式サイトをご覧ください。

会社情報

会社名
日本データカード株式会社
住所
東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場 22階
電話番号

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