ログラス社がプライシング体制を強化
東京都港区に本社を構えるプライシングスタジオ株式会社は、同じく東京都港区に本社を持つ株式会社ログラスのEVC(Economic Value to the Customer)内製化支援を実施したと発表しました。この取り組みによって、ログラス社は営業力を強化し、プロダクトのさらなる価値向上を目指しています。
プライシングの重要性
企業の多くは、戦略的なプライシングに取り組むことができていませんが、実際に1%の価格改定が営業利益を約20%も改善すると言われています。これは、価格戦略が企業経営において非常に重要な要素であることを示しています。ログラス社は、このプライシングの重要性を認識し、積極的に取り組んできました。
今回のEVC内製化により、企業は高次元での価格戦略の実行が可能になるため、プロダクトの価値をより一層高めることが期待されます。
EVC(Economic Value to the Customer)とは
EVCは、顧客にとっての経済的価値を価格に反映させる手法です。SaaS業界では特に注目されており、製品やサービスの差別化要因を明確にし、それを基に価格設定を行います。EVCによって算出された価格は、実際には顧客が支払える最大の価格となるため、通常は数%の割引が施されます。
EVCのメリット
1.
営業力の強化
EVCを導入することで、企業は自社のプロダクトやサービスの価格が適切であることを定性的かつ定量的に説明することが可能になります。これにより、企業はプロダクトの強みを明確にし、営業活動をより効果的に行うことができます。
2.
EVCサイクルの創出
EVCによって顧客に納得感のある価格を提供できるため、企業の収益が向上します。これにより、顧客体験の向上に資源を投資できる好循環が生まれ、EVCサイクルが形成されます。最終的には、顧客と企業の両方にメリットをもたらします。
事業本部長のコメント
株式会社ログラスの事業本部長である浅見祐樹氏は、プライシングが顧客にとっての価値を理解しやすくする重要な要素であり、事業成長においても不可欠であると述べました。今回のEVC算出により、プロダクトの価値や顧客の業務課題を明確にする一歩を踏み出したことに対して期待を寄せています。
企業情報
株式会社ログラス
- - 代表者: 布川友也 (CEO)
- - 設立: 2019年5月
- - 所在地: 東京都港区三田3-11-24 国際興業三田第2ビル 9階
- - 事業内容: データ経営におけるDXサービスの企画・開発・販売
- - URL: loglass.co.jp
プライシングスタジオ株式会社