こども家庭庁が中部地方初の「いけんひろば」を開催
令和7年12月15日、こども家庭庁が「どういう社会であれば、こども・若者が行政の取組に参画し、意見を表明できるようになる?」というテーマで「いけんひろば」を北陸学院中学校にて初めて開催しました。このプログラムには同校の2年生26人が参加し、こどもたちの生の声を行政に届ける貴重な機会となりました。
聴く場の意義
「いけんひろば」は、こども家庭庁が推進する「こども若者★いけんぷらす」の一環として設けられ、様々な方法でこどもや若者の意見を聴く場として機能しています。これまでにも、対面やオンラインで意見聴取を行い、延べ4,545人が参加。今後も16のテーマに沿って、「いけんひろば」を全国各地で開催する予定です。
北陸・中部エリアでの第一歩
今回の開催は中部地方として初の試みで、石川県金沢市の北陸学院中学校が選ばれました。数多くの子どもたちが参加し、政策決定プロセスにデモクラティックな参加を促す重要なステップとなります。実施当日は、こども家庭庁の職員が「こども若者★いけんぷらす」の意義や、自分たちの意見がどのように社会に反映されるかを説明しました。
生徒の声
議論を通じて、参加した生徒たちは意見を共有する楽しさを感じることができました。生徒の一人は「他の人の意見を聴くことで新しい視点が得られた」と語り、また別の生徒は「意見が記録され、自分たちの意見がフィードバックされることに期待している」と述べました。学校側の教員も、こうした意見が国に届く機会を持てることは生徒のモチベーションになると話しています。
未来への期待
これらの意見は、国がこどもや若者の声を施策に反映させる際の新たなヒントとして活用されるのですが、どういった形で具体的に反映されるか、そして、なぜそれが難しいのかといった情報もフィードバックされる予定です。生徒たちは、自身の意見が国政に影響を及ぼすことを実感し、今後も参加意欲を高めることでしょう。
この様な取り組みが全国各地に広がることで、こどもや若者が安心して意見を述べることのできる環境が整うことが望まれます。「いけんひろば」を通じて、未来の社会を形成するために、行動するこどもたちの力を育てていきたいと思います。