近年、ヤングケアラーという言葉が広がりつつありますが、その実態や支援状況にはまだ未知の部分が多く残されています。特に若年層が抱える家庭内でのケアの負担は、心身に様々な影響を及ぼし、彼らの未来にも影響を与えかねません。そこで、ヤングケアラー協会が主催するシンポジウム「わづくり」が、全国4地域で開催されることになりました。
この「わづくり」は、2021年からスタートしたイベントで、今回は大阪、北海道、東京、そしてオンラインでの開催が決定しました。目的は、ヤングケアラーたちが近しい関係者とつながり、自らの経験を分かち合いながら、支援のネットワークを形成することにあります。
各地で行われるシンポジウムでは、ヤングケアラー自身やその支援者、行政、教育関係者など、多方面からの参加者が顔を合わせ、意見交換する場となります。特に注目されるのは、地域を超えた情報交換が可能になり、自らの悩みや課題を共有し合うことで、強い連帯が生まれる点です。
イベント概要
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日時: 2024年12月4日(水) 15:00 ~ 17:30
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場所: JAM BASE マルチスペース
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定員: 70名(事前登録必須)
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申し込みURL:
参加申し込み
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日時: 2024年12月11日(水) 15:00 ~ 17:30
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場所: 北海道大学 オープンイノベーションハブ・エンレイソウ
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定員: 70名(事前登録必須)
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申し込みURL:
参加申し込み
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日時: 2025年2月19日(水) 15:00 ~ 17:30
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場所: 3×3 Lab Future
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定員: 120名(事前登録必須)
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申し込みURL:
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日時: 2025年3月5日(水) 15:00 ~ 17:30
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場所: オンライン(Zoom)
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定員: 200名(事前登録必須)
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申し込みURL:
参加申し込み
シンポジウムの狙い
本シンポジウムでは、以下の活動を通してヤングケアラーが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。
1.
関係構築: 参加者同士の交流を深め、支援ネットワークを持続的に築くことを目指します。かつての参加者が今も情報交換を続けている姿も見受けられます。
2.
情報交換: ヤングケアラーに関する情報や悩みを共有し、サポートの在り方を模索します。
3.
社会資源開発: 先進事例の紹介を通じて、地域社会での資源の育成や発展を促進します。
ヤングケアラー協会について
一般社団法人ヤングケアラー協会は、元ヤングケアラーによる活動を行う団体で、ヤングケアラーの支援やキャリア育成、相談窓口の運営など幅広い活動を展開しています。彼らが自らの声を持ち、判らないことを発信していく場が必要です。そのために、ぜひ「わづくり」に参加して、あなた自身の経験や考えをシェアしてください。新たなつながりと発見が待っています。