CAD/CAMの新たな潮流
製造業の生産性向上が求められる中、応用技術株式会社は新サービス「Autodesk製品 CAD/CAM自動化支援サービス」を発表しました。このサービスは、切削加工における作業の自動化を実現し、作業時間を大幅に削減することを目的としています。
背景と課題
製造業は、人手不足や技能継承、コスト高、多品種少量生産の拡大といった多くの課題に直面しています。特に切削加工業界では、CAD/CAM業務の効率化が求められています。従来、加工に必要な事前準備や指示書の作成には多くの手間がかかり、これが業務のボトルネックとなっていました。このため、自動化・最適化が急務となっているのです。
自動化支援サービスの特徴
新しい自動化支援サービスは、Autodeskの統合クラウドプラットフォーム「Autodesk Fusion」のAPI機能を活用しています。このサービスは、人手に依存していたパス生成の準備から加工指示書の作成まで、全てを自動で行うことが可能です。実際、テスト導入をした企業では、従来1時間かかっていた業務が約10分に短縮され、現場の作業負担が軽減されました。
生産性の向上とDX推進の支援
応用技術はこのサービスにより、切削加工業界の生産性を向上させることを目指しています。また、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の支援にも寄与するでしょう。具体的には、CAD/CAM業務の自動化による工数削減や、オペレーションの標準化によりミスの防止が期待されます。
サービスの仕様
サービスには、以下の特長があります:
- - 自動化プロセスの流れ:切削加工に必要な「パス生成の前準備」「パス生成」「加工指示書の作成」を自動で実行。
- - 工数削減:従来の手作業で発生する工数を大幅に削減。
- - 標準化とミスの防止:作業の標準化が進み、属人化も防がれます。
料金体系
- - 初期セットアップ費用:最大70万円(税別)
- - 自動化パッケージ費用:年間24万円(税別)
初年度は顧客の加工ルールに応じたカスタマイズが行われます。
セミナー情報
サービスの詳細については、2025年4月22日(火)に開催予定のオンラインセミナーで詳しく説明されます。このセミナーでは「金型のCAM作業を時短!AutodeskのCAM製品形状認識×自動化で生産性アップ」と題し、一般的な形状の自動化にとどまらず、特定ルールに基づいた高度な自動化のノウハウを共有します。参加費は無料ですので、是非ご参加ください。
会社概要
応用技術株式会社は、1984年に設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用したソリューションサービスを提供し続けています。製造分野では、デジタル技術による革新を促進する「toDIM」を展開し、Additive Manufacturing技術と切削加工のDX支援に取り組んでいます。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお願いします。
応用技術株式会社 マーケティング戦略部
[email protected]
この新しい自動化支援サービスは、製造業の未来を切り拓く重要なステップとなるでしょう。自動化による生産性向上を目指し、製造業の進化に貢献していくことが期待されています。