野村不動産と温故知新が新たなホテル事業で資本業務提携を締結

野村不動産と温故知新の資本業務提携

概要

最近、野村不動産株式会社と株式会社温故知新が資本業務提携を結びました。この提携において、温故知新が新たに発行する株式の一部を野村不動産が引き受け、さらに両社は新しいホテル事業の領域での成長を共に目指すこととなります。特に温故知新は、地域の特性を活かしたユニークな宿泊施設を提供し、ミシュランガイドでも評価されている企業です。

温故知新の特徴

温故知新は、宿泊施設のプロデュースと運営を行い、これまでに「地域の光の、小さな伝道者」として地域活性化にも貢献してきました。2015年からの10年間で、宿泊施設は15軒にまで増え、急成長を遂げています。温故知新は、日本各地にある隠れた魅力を発掘し、宿泊体験を通じて提供することで、多くの顧客に支持されています。

野村不動産のホテルビジョン

野村不動産は、2030年までのビジョンとして「Life & Time Developer」というコンセプトを掲げ、人々の生活と過ごし方に新たな価値を提供することを目指しています。これに伴い、ホテル事業は今後の成長の鍵となる重要な分野と捉えられています。現状で19の施設を運営しており、インバウンド需要の高まりを背景にさらなる成長戦略が求められています。

提携の背景

この提携により、野村不動産は温故知新の強みを活かし、未開拓のホテル事業セクターでの運営の可能性を探ります。温故知新は既存のホテルや旅館のリノベーションを得意とし、地域に根ざした観光都市やリゾートエリアにおいて新しい宿泊体験を作り上げる実績があります。この協業によって、両社は互いにリソースとノウハウを活用し、新たな商品やサービスの開発に取り組むことが期待されます。

温故知新のユニークな宿泊施設

温故知新が手掛ける宿泊施設は非常に多様で、ミシュラン取得施設を含むラグジュアリーなホテルや観光名所に併設された美術館など、個性的な施設が揃っています。代表的なものには、地方で行われる「瀬戸内リトリート青凪」や「五島リトリート ray」などがあります。これらの施設は、地域資源を活用し、独自のストーリーと空間設計で高いブランディング力を持っています。