臼杵市が食文化創造都市プロジェクトを始動
大分県臼杵市が新たに始めた「臼杵食文化創造都市プロジェクト」には、地元の豊かな食文化を守り、発展させていく意欲が込められています。このプロジェクトは、特に臼杵の食べ物をブランド化することを目指しており、地域の食文化の多様性を引き継ぎつつ新しい要素を付け加えていく計画です。プロジェクトの第一弾として、特設のウェブサイトやPR動画「うすき美食道」が公開され、また、臼杵市の飲食が実質25%お得になるキャンペーンも展開されています。
臼杵の食文化を紹介する「うすき美食道」
臼杵市には、長い歴史を有する多種多様な食文化が存在します。PR動画「うすき美食道」では、臼杵に根付いた8つの食に関するエピソードが語られています。
1.
郷土料理 - 江戸時代に藩の財政難から生まれた味。
2.
精進料理 - 住職が修行を通じて習得した料理。
3.
ふぐ刺し - 新鮮すぎて薄く引けない厚みを持つ刺身。
4.
発酵文化 - 400年以上の歴史を持つ醤油や味噌。
5.
地酒 - 地元の魚に合うように造られた酒。
6.
有機野菜 - 土づくりから始まる本物の野菜。
7.
本膳料理 - 藩主稲葉家に伝わる料理の楽しみ方。
これらの食文化は互いに影響を与え合いながら、臼杵の美食と歴史を形作っています。その魅力は過去から現在、そして未来へと受け継がれていくことでしょう。
市長のメッセージ
臼杵市長は、豊後水道の海の幸や、肥沃な大地がもたらす山の幸に恵まれたこの地の特徴を強調しました。特に、味噌や醤油、日本酒、焼酎などの伝統的な発酵・醸造文化は、臼杵の誇るべき資産であると述べています。また、地元で生産される有機農産物や特徴的な地場素材も、この場所の食文化の重要な要素です。市長は、今回のプロジェクトを通じて「伝統的な食文化の多様性の保全」「食関連産業の継承と発展」「新たな食関連産業の創出」を目指し、さらには「ユネスコ創造都市ネットワーク」の認定を得たいという強い意志を表しました。
おおいた味力食うぽん券のご紹介
さらに、臼杵市では2021年6月30日まで「おおいた味力食うぽん券」を利用できるキャンペーンも実施中です。この券を使うことで、実質25%の割引が受けられ、臼杵の飲食店を応援することができます。
- - 販売期間:2021年3月31日まで
- - 利用期間:2021年6月30日まで
- - 内容:感染予防対策を行う飲食店への支援を目的とし、12,500円分のお食事券を10,000円で購入可能
臼杵市の飲食店で、ぜひこの機会を利用して地元の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この食文化創造都市プロジェクトを通じて、臼杵市はその美食を広く知ってもらう機会を持ち、食文化の魅力を伝えることに注力しています。地元の食材や誇り高い伝統料理を体験することで、地域の特性をより深く理解し、愛していけることでしょう。