ネクスが5G RedCap対応USBドングルを発表
株式会社ネクス(大内 英史社長)は、現在開発中の5G RedCap対応USBドングル「UNX-35GL」が、日本の技術基準適合証明(技適)を9月30日に取得したと発表しました。これは国内メーカーとしては初の快挙であり、ネクスはこの製品を通じて次世代通信技術の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。
5G RedCap(Reduced Capability)は、5Gの利点を最大限に活かしつつ、低消費電力やコストを抑えた運用が可能な仕様です。この技術は特に産業用IoTやウェアラブルデバイスの分野において有用であり、幅広いユースケースに適応できるよう設計されています。ネクスでは、この製品の登場によって、現在需要が増しているプライベートLTEやローカル5Gの環境での導入が期待されているとしています。
UNX-35GLの特徴
- - 小型化・低消費電力:5G RedCapを採用し、USB Type-Aに対応したコンパクトなデザイン。
- - 有線LANポートの標準装備:IoT機器や医療機器での利用に最適。
- - 複数モード対応:モデム、ルータ、ブリッジ接続モードに切り替え可能。
- - Dual SIM対応:ルーターモードの際、SIMの切り替え設定が行えます。
- - LwM2Mの対応:IoT機器の管理に便利なプロトコルをサポート。
- - USB Type-Cポート搭載:外部電源による給電も可能。
このドングルは、2025年9月中旬には一部の通信キャリアが5G RedCap対応のサービスを日本国内で開始する計画です。今後、他の通信キャリアも同様のサービスを導入することで、LTEで普及しているバックアップ回線の分野への展開も期待されています。
5G RedCapの影響と将来性
5G RedCapの登場により、企業はデータ通信のコストを削減しつつ、高速通信を実現できる可能性が広がります。特にIoT機器の普及が進む現代において、低消費電力型のデバイスは市場での競争力を高める重要な要素となります。
ネクスの今後の展望
ネクスは、5G RedCapを含む次世代通信技術の開発とリリースに注力し、社会実装を進める中で、多様な分野での応用を目指します。企業や家庭における5G技術の浸透が進むことで、我々の生活がどのように変化するのか、今から楽しみです。
会社情報
株式会社ネクスは、岩手県花巻市に本社を構える企業で、最先端の通信技術の開発に力を入れています。東京にもオフィスを持ち、全国規模でサービスを展開しています。
お問い合わせ
本件に関する詳細は、株式会社ネクス営業部までご連絡ください。電話:03-5766-9872、メール:
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