フレイル予防の新実験
2025-10-01 08:18:59

秋田県大館市での新しいフレイル予防実証実験が始動

秋田県大館市にて新たな介護予防の実証実験が始まる



株式会社Rehab for JAPANが、2025年10月より秋田県大館市で「オンライン・AIを活用したフレイル予防」の実証実験をスタートします。この取り組みは、60歳以上の高齢者約100名を対象に、専門のトレーナーとリモート環境でつながりながら行う体操プログラムです。

プロジェクトの背景


北海道の中心に位置する秋田県は、急速な高齢化が進行中で、2025年には高齢化率が40.1%に達すると予想されています。この現象は、介護を必要とする高齢者が増える一方で、支援者が不足しているという深刻な状況を生み出しています。特に大館市では、家族介護や公共交通の交通障害が影響し、高齢者が介護予防教室に通うことが難しい環境が続いています。

新たな取り組みその詳細


本実証実験では、オンライン体操とAI技術を活用して、参加者の動作データを解析し身体能力を評価します。AI動作分析ソフト「Rehab Cloud モーションAI」を用い、個々の身体状態に合わせた運動プログラムを提供することで、高齢者自身が自宅にいながらでも参加できる環境を整えます。

実施内容


1. 施設集合型オンライン: 参加者が指定された会場に集まり、トレーナーは遠隔から運動指導をします(月7回実施)。
2. 自宅参加型オンライン: 自宅で専用のタブレットを使用し、トレーナーが遠隔から運動指導を行います(月2回実施)。
3. AIによる身体評価: 参加者は事前と事後にAI動作分析を受け、身体能力の変化を測ります。

地域の連携が生む新たなモデル


秋田県および大館市の行政機関、福祉事業者との連携が、この新しい介護予防モデルの実現を可能にします。地域のニーズに合わせた継続的なフレイル予防活動が期待されます。

監視と持続可能性


この実証実験を通じて得られるデータや知見は、地域の他の自治体での介護予防教室へと広がる可能性を秘めています。また、これまでにない介護予防の方法として、オンラインとAIを融合させた新たなサービスの社会実装が目指されます。

株式会社Rehab for JAPANについて


株式会社Rehab for JAPANは、介護業界の現状を改善することを目指すスタートアップです。科学的根拠に基づいた介護を実現し、より健康的で幸せな老後を送るための支援を行っています。2016年の設立以来、様々なサービスを展開しており、その中には「Rehab Cloud」や「Rehab Studio」といった提供があります。

終わりに


今後の取り組みとして、実証実験の成果をもとに全国の自治体に向けた介護予防教室の導入が進められます。高齢者のための新しいモデルを通じて、地域社会全体で支える介護環境の構築が期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社Rehab for JAPAN
住所
東京都千代田区麹町6-6-2番町麹町ビルディング5F
電話番号
050-5497-5155

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