東京建物株式会社がTNFD提言に基づく情報開示を実施
東京建物株式会社は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の提言に賛同し、同グループが行う持続可能な社会実現に向けた取り組みの一環として、情報開示を開始しました。TNFDは、企業の自然資本・生物多様性への影響を適切に評価し、その結果を透明に開示することを目的とする国際的なフレームワークであり、今回はその取り組みの一つとして「TNFD Adopter」に登録したことをお知らせします。
東京建物グループの環境方針
東京建物グループは、「地域をリードする温暖化防止」「緑あふれる潤いのある街・暮らしの創造」「地球にやさしい省資源活動」を柱に据えた「グループ環境方針」を策定しています。この方針のもとで、地球環境との共生を意識し、「脱炭素社会の推進」と「循環型社会の推進」といったマテリアリティを特定し、実現に向けた様々な活動を展開しています。
具体的な取り組み
大手町タワーにおける「大手町の森」の整備
大手町タワーにおいて、敷地全体の約3分の1にあたる3,600㎡の緑地を整備した「大手町の森」が誕生しました。このプロジェクトでは、千葉県君津市内の山林で「プレフォレスト」と呼ばれる手法を用いて樹木や草花を育成し、それらを移植して自然に近い形で管理されています。これにより、皇居外苑など周辺の緑地との生態系ネットワーク形成にも寄与しています。
この取り組みは「ABINC認証」や「自然共生サイト認定」など、多くの評価を獲得しています。その詳細については、
こちらをご覧ください。
都立明治公園における「誇りの杜」の整備
東京建物グループは、都立公園として初めて「Park-PFI(公募設置管理制度)」を適用した「誇りの杜」を整備しました。約7,500㎡の敷地に60種類、700本もの常緑樹と落葉樹を植樹し、新しい生態系の活性化を図っています。都民と共に育てる「ハーフメイドの杜づくり」が進められています。
詳細は
こちらで確認できます。
「すてないくらしプロジェクト」の展開
2024年には、主に分譲マンションに対して、廃食油や衣類、雑貨などの回収を行う「すてないくらしプロジェクト」を開始予定です。廃食油は共用部に設置されたボックスで回収し、安全な方法で肥料や石鹸などにリサイクルします。
取り組み詳細は
こちらでご覧いただけます。
再生水の利用
再生水の活用もおこなっており、一定規模以上の建物において雨水や厨房から発生する雑排水を中水に処理する設備を導入しています。この再生水はトイレの洗浄水や植栽散水に使用されるなど、資源の循環を促進しています。
今後の展望
東京建物株式会社は、今後も自然資本や生物多様性の保全と創出に向けた取り組みを一層進めていく所存です。企業の社会的責任を果たし、持続可能な世の中に貢献するその活動は、私たちの生活環境をより良くしていくでしょう。詳細な情報は東京建物のコーポレートサイトにて確認できます:
こちら。