外観検査ソリューションの革新
製造業において、品質管理は非常に重要です。それに伴う製品検査の精度向上は、熟練の検査員によるものが多く、検査の効率性を損なう要因ともなりがちです。特に、現代の製造現場では、検査員の高齢化や人手不足が課題となっており、高い生産性を維持するための新しい方法が求められています。
そこで、協同インターナショナルは、こうした課題を解決すべく革命的な外観検査システムを開発しました。このシステムは、熟練のスキルに依存せず、それぞれの工程で精度良く検査を行えるよう設計されています。
フェーズレイテクノロジーの特長
この検査システムの核となるのが、シンクロア株式会社との共同開発による「フェーズレイテクノロジー」です。この技術は、特許を取得した特殊位相偏光フィルターと医療用の照明技術を併用しており、両者の特性を融合させた光学設計に基づいています。これにより、従来見逃していた傷や異物を鮮明に映し出し、長時間の観察でも検査員に負担をかけないよう設計されています。
具体的には、位相偏光フィルターにより、ハレーションを抑えつつ対象物をクリアに表示します。この技術により、外観検査の際、パッケージ材と製品の傷を見分けることが容易になります。検査員が見たくない反射光を効果的に制御することが可能です。
ニーズに応じた照明装置の提案
協同インターナショナルは、さまざまな製造現場に適した照明装置のラインナップを揃えており、標準装備の照明以外にも、お客様の要望に応じたカスタマイズが可能です。つまり、目視による検査だけでなく、画像自動処理を行うための照明装置も提供しており、各現場のニーズに合わせた柔軟な提案が可能です。
装置の例としては、無影灯と拡大レンズが組み合わさった製品があり、光学顕微鏡に合わせて位相差偏光フィルターを装着できるタイプも用意しています。これにより、さまざまな用途に合わせた検査が実現可能です。
視覚検査のデモンストレーション
現在、協同インターナショナルでは、川崎市に位置するテクノイノベーションセンターにて、実際の製品を用いたデモンストレーションを行っています。興味のある方は、ぜひ一度お越しいただき、これまでにない新しい外観検査技術をご体感ください。具体的な観察住所は、神奈川県川崎市幸区新川崎7番7号にあります。
企業理念と概要
協同インターナショナルでは、「今まで無かったモノ」「真似されないモノ」をコンセプトに、製品提供に努めています。1970年に設立し、電子やライフサイエンス分野、高級食材の製造と輸入販売など多岐にわたる事業を展開しており、企業としての成長を目指しています。この革新的な外観検査技術を通じて、製造業の未来を支えていくことが私たちの使命です。
お問い合わせ
製品やサービスに関する詳細は、お気軽に協同インターナショナルの電子部までご連絡ください。平日の9時から17時まで相談を受け付けており、皆様のご連絡をお待ちしています。