レオロジーと電気化学インピーダンスを同時測定！新レオ・インピーダンス/誘電センサー「Rｈe o-ＩＳ」が発売開始

TAインスツルメント（米デラウェア州）は、レオメーター（粘弾性測定装置）に搭載して使用する、レオ・インピーダンス誘電センサー「Rｈe o-ＩＳ」（レオ・アイエス）の販売を開始しました。

この新製品は、電池用電極の物性値測定など、様々な用途での活用が期待されています。同社は、5年後には高性能レオメーターの約70％に「Rｈe o-ＩＳ」が搭載されることを目指しています。

「Rｈe o-ＩＳ」は、TAインスツルメント製の既存のレオメーターおよび今後発売される同社製レオメーターに組み込んで使用できるセンサーです。日置電機株式会社（長野県上田市）のLCRメーターと組み合わせて使用することで、粘弾性データに加え、インピーダンスデータも同時に取得できます。

従来のインピーダンス測定システムと同等の精度を誇りながら、一つのシステムで粘弾性とインピーダンスを同時に測定できるため、分析時間の短縮とシステムのトータルコスト削減に貢献します。さらに、レオメーター用制御ソフトウエアで統合制御が可能なため、導入や設定も容易に行えます。

TAインスツルメントは、「Rｈe o-ＩＳ」を、活物質、導電助剤、バインダーなどで構成され、複雑な測定が求められる電池材料を中心にご提案していく予定です。電子材料、食品、化粧品など、様々な分野での活用も想定しており、今後、製品ラインナップも順次拡大していく予定です。

同社は、日置電機との協力体制を強化し、販売拡大に向けて積極的に取り組んでいきます。今後定期的に開催されるオンラインセミナー・オンサイトセミナーでは、「Rｈe o-ＩＳ」の活用事例などが紹介される予定です。