フューチャースピリッツ、Blackwall社との提携でBot対策新サービスを開始
2026年4月に、フューチャースピリッツがエストニア発のBot対策企業Blackwallと提携し、同社のAIによるBot対策ソリューション「MTSS」(Managed Traffic Security Service)を日本市場で展開することが発表されました。このサービスは、急増する悪意あるBotからWebサービスを強化するための重要な方法として注目されています。
WebトラフィックにおけるBotの脅威
Impervaの『2025 Bad Bot Report』によると、2024年までにインターネットトラフィックの51%はBotからのものであり、その中には悪意のあるBotも約37%含まれています。このようなデータからも、Botによるセキュリティ脅威は無視できない状況となっています。企業は不正ログイン攻撃やチケットや商品の買い占め、コンテンツの無断使用など、様々なリスクに直面しており、Bot対策のニーズが高まっています。
従来のWAFでは不十分なBot攻撃対策
一般的に使用されているWAF(Web Application Firewall)は、SQLインジェクションやXSSといった脆弱性対策に有効ですが、近年のBot攻撃は非常に巧妙になっており、WAFだけでは対応できない場合が増えています。従来のセキュリティ対策が充分でない中、Blackwall社のMTSSはAIを活用し、Botトラフィックを高度に分析・識別することで、悪意のあるBotを自動的に遮断します。
MTSSのユニークな特徴
MTSSはBot識別と制御に特化したAIエンジンを提供し、Good Bot(正当な検索エンジンクローラーなど)とBad Bot(悪意あるBot)を正確に区別します。このシステムは、悪意のあるBotトラフィックの約36%を自動でブロックできるという実績を持っています。さらに、MTSSは一般的なWAFの機能も統合しており、長期的なWebトラフィックのセキュリティを強化し、システムへの侵入やデータの盗用を防止します。
MTSSの機能
- - AIによるBot識別・制御
- - WAF機能
- - L7 DDoS防御
- - コンテンツキャッシング
- - SSL/TLS管理
- - ロードバランシング
また、MTSSの管理画面ではBotトラフィックの可視化やアクセス分析が容易に行え、アクセス制御も柔軟に設定することができます。複数のWebサイトやアカウントの管理も一元的に行えるため、運用負担を大幅に軽減できます。
会社の展望と目標
フューチャースピリッツは、日本国内においてBlackwall社のサービスを取り扱うことで、企業のWebセキュリティを強化し、安全なインターネット環境の実現を目指します。代表取締役の谷孝 大氏は、Botによる脅威の増加に対応するため、Blackwall社の先進的な技術に大きな期待を寄せています。さらに、Bot対策市場は世界的に拡大しており、日本でも多くの企業がこのサービスを必要としていると考えられています。
今回の提携により、日本企業はより安心してデジタルサービスを展開できる環境が整備されることでしょう。フューチャースピリッツはこの新たなスタートに全力を尽くし、顧客の信頼を築いていく方針です。
会社情報
フューチャースピリッツの本社は京都府京都市にあり、クラウドインフラ構築、システム開発、デジタルマーケティング支援、AIによるデータ活用などを行っています。日本市場でのBot対策サービスの正式な開始は、2026年4月20日を予定しています。今後の展開に注目です。