KAKEHASHI、シリーズA資金調達で医療システムを革新
医療業界の進化が加速しています。特に、薬局向けの業務システムを提供する株式会社KAKEHASHIが最近、シリーズAラウンドで約9億円の資金調達を完了しました。KAKEHASHIは、2017年に導入した次世代電子薬歴システム『Musubi』を通じて、薬剤師の業務効率を大幅に向上させることを目指しています。
『Musubi』の特長と効果
『Musubi』の導入から8ヶ月で、全国の約6万店舗の薬局の中から8,000店舗が問い合わせを行い、その利便性を実感しています。このシステムを通じて、薬剤師が毎日2-3時間かかる薬歴の記載業務を大幅に軽減することが可能となりました。
さらに、『Musubi』では、患者一人一人の健康状態や生活習慣に応じた服薬指導や健康アドバイスを提供することができます。これにより、薬局が提供するサービスの質が向上し、患者と薬剤師のコミュニケーションの質も高まるでしょう。
薬剤師は『Musubi』の画面を通じて患者と情報を共有しながら、薬歴の記入を行うことができるため、業務の効率化が進みます。また、システムは患者の技術的データをもとに最適な指導内容を自動的に提案します。これにより、薬剤師が描く理想的なコミュニケーションが実現可能となっています。
資金調達の目的と今後の展開
今回の資金調達の主な目的は、『Musubi』の機能をさらに強化することと新規事業の展開に向けた組織基盤の強化です。KAKEHASHIは、エンジニアを積極的に採用することで、より強固な開発体制を築いていく方針です。顧客からのフィードバックを反映させることで、使いやすさを向上させていくと同時に、医療業務システムとしての安定性も強化します。
また、導入時の支援やカスタマーサポート体制を充実させること、さらには営業提携を進めることで、提供するサービス品質を向上させ、高い顧客満足度を実現することを目指しています。
KAKEHASHIのビジョン
KAKEHASHIは『医療と患者を繋ぐ架け橋』を企業概念に掲げ、多様な医療現場の課題を解決するために最新技術を駆使したシステムの提供に取り組んでいます。社員一丸となって医療関係者と共に、より良い未来の医療環境を築くことを目指しているのです。今後もKAKEHASHIの動向に注目が集まります。
会社概要
- - 会社名: 株式会社カケハシ
- - 設立日: 2016年3月30日
- - 所在地: 東京都新宿区大京町12-9 アートコンプレックスセンター3F
- - 公式サイト: KAKEHASHI公式サイト
このように、KAKEHASHIは医療業界に革新をもたらすべく、次々と新しい取り組みを進めています。今後の展開が非常に楽しみです。