株式会社GxP(本社:東京都新宿区)は、日本マイクロソフト株式会社と共同で、Microsoftが提供するNPU搭載の「Copilot+ PC」を活用したエンタープライズ向けのAIソリューションの開発に乗り出しました。この新プラットフォームは、特に業務アプリケーションの開発に力を注ぐことにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる役割を果たします。
Copilot+ PCの特長
Copilot+ PCは、45TOPSのNeural Processing Unit(NPU)を備え、生成AIをクラウドに依存せずにローカルで実行できるため、オフライン環境でも優れた応答性とセキュリティを実現します。これにより、開発者は軽量なコードを用いて、さまざまなAI機能をアプリケーションに容易に統合できるようになります。特に、Windows 11に統合されたWindows AI Foundryを活用することで、高度なAIモデルをAPI経由で利用できることが魅力です。
GxPの取り組み
これまでGxPは、データ-drivenなサービスを通じて、アジャイル開発や業務システムの現代化に取り組んできました。今回の提携を通じて、GxPは企業向けの新しいソリューションを模索しています。具体的には、以下の内容に基づいて、提供価値を高めていきます。
1.
オフラインAIデモPoC開発支援: ネットワーク接続が不可な状況でも動作可能なアプリケーションを開発するための支援を行います。
2.
カスタムアプリ開発支援: 各企業に特化した業務アプリケーションの個別開発をサポートします。
3.
オフラインAIモデルの検証: Azure AI Foundry Localを活用し、実際のニーズに合ったユースケースを検証していきます。
4.
体験会・ワークショップ開催: 現実の導入を想定したAIアプリケーションの体験会を行い、実機による利用方法を学ぶ機会を提供します。
未来へのビジョン
GxPは今後、2025年7月より日本マイクロソフトとのさらなる連携を強化し、Surface導入企業に向けてAIモデルの開発や要件定義を行います。また、データガバナンスが厳しい環境でも迅速にAIサービスを提供し、エンタープライズ企業の業務効率化をサポートしていく方針です。
各社のコメント
今回の提携に対し、Microsoft Asia Surface Asiaのシニアビジネスディレクターであるジェーン・マッカレル氏は、GxPとの連携を称賛し、ユーザーに対して高い価値を提供できることを期待しています。一方、GxPの代表取締役、鎌田悟氏は、Copilot+ PCによる新しいビジネスチャンスの創出に意欲を示しました。AIを活用することで社会的な課題の解決にも貢献したいと考えています。
この連携は、次世代のエンタープライズDXを形作る重要な一歩といえるでしょう。今後の動向に注目が集まります。