Headline Asiaが新たに組成した「Headline Asia Fund V」
アーリーステージ特化のベンチャーキャピタル、Headline Asiaが過去最大規模となる220億円(1億4,500万ドル)の第5号ファンド「Headline Asia Fund V」を設立しました。これは、政府系機関および機関投資家を中心にした多様な出資者によって支えられています。
このファンドは、eコマース、物流、フィンテック、知的財産、人工知能など、多岐にわたる成長分野で積極的な投資を行います。その目的は、アジア地域で新たな市場を開く起業家たちを支援し、初期フェーズからスケール可能な成長を促すことです。
過去の実績と新たな目標
Headline Asiaは、15年間で100社以上のスタートアップに投資し、9件の上場やM&Aを成功させてきました。これにより、同社はアジアのスタートアップ界での地位を確立しています。
最新ファンドでは、17社への投資がすでに実行されています。主な投資対象はシードからシリーズAラウンドとし、100万ドルから500万ドルの範囲での投資を行う計画です。急成長している市場に力を入れ、国境を越えたデジタル需要の増加を狙います。
戦略的パートナーとチームの強化
さらには、日本、台湾、韓国の政府系機関を含む戦略的なLP(リミテッドパートナー)が参加しており、これによりさらに強固な支援体制が整えられています。大吉一浩氏がパートナーとして加わり、豊富な経験を基にファンドの戦略強化に貢献しています。
「共に創る」投資姿勢は、Headline Asiaの特長です。プロダクトのローカライズや採用戦略、海外展開について、実行力を持つ専門家たちが起業家を支援します。
IVS2025におけるネットワーキングの機会
また、Headline Asiaは2025年7月に予定されている日本最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」を主催します。このイベントでは、Fund Vチームとの面談機会が設けられ、国内外の起業家に貴重なネットワーキングとビジネス成長の機会を提供します。
詳細はIVS2025の公式ウェブサイトで確認できます。
Headline Asiaについて
Headline Asiaは、2008年に設立されたアーリーステージ特化型ベンチャーキャピタルです。「freee」「WealthNavi」「17LIVE」など、成功したスタートアップに投資してきました。現在はグローバルネットワーク「Headline」の一員として、アジア発スタートアップの世界展開を支援しています。