サイエンスパークの新たな挑戦
神奈川県座間市に本社を置くサイエンスパーク株式会社は、2025年8月8日に総務省から「タイムスタンプ認定制度」に基づく認定を取得しました。この認定は、同社が構築したタイムスタンプサービス「iScign」に関連するもので、今後のサービス提供開始が2025年9月に予定されています。
タイムスタンプ認証とは何か?
タイムスタンプ認証は、電子データが「その特定の時刻に存在していたこと」を証明する技術のことを指します。この技術により、電子データの不正改ざんを防ぎ、法的な証拠能力を強化することが可能になります。総務省の制定する「時刻認証業務の認定制度」は、認定を受けた事業者が行うことで、その信頼性が高まる仕組みです。
幅広い業務分野での利用が期待されるiScign
この新たなタイムスタンプサービス「iScign」では、以下のような広範な分野での活用が見込まれています:
- - 電子帳簿保存法対応:請求書や契約書、会計帳簿の法定保存文書に対する真正性の確保。
- - 医療情報システム:診療記録や処方箋の信頼性向上。
- - 知的財産保護:設計図、ソースコード、研究データの存在証明。
- - 企業間取引:電子契約や文書の証拠能力を強化。
これにより、企業や自治体の業務効率化やペーパーレス化の推進、さらに法令遵守や情報セキュリティの強化に寄与することが期待されています。
アイ・オー・データ機器との共同事業
サイエンスパークは株式会社アイ・オー・データ機器と共同で、このタイムスタンプサービスの展開を行っており、両社の専門的な知見を生かして、顧客に対し高い信頼性と使いやすさを提供することを目指しています。特にアイ・オー・データ機器の代表取締役会長である細野 昭雄氏は、同社が展開する「アイオートラストサービス」において、iScignを積極的に活用していく意向を示しています。
期待される効果と今後の展望
この認定取得を受け、サイエンスパークとアイ・オー・データ機器の共同事業は、企業やユーザーが安心して利用できるセキュリティの高いサービスを提供することに注力します。特に、法令遵守を促進するための手助けとなり、クライアントの業務が円滑に行われることが期待されています。
新サービスの正式開始を前に、今後の動きに注目していきたいところです。また、iScignはサイエンスパークおよびアイ・オー・データ機器を通じて提供される予定で、各企業のニーズに応じた柔軟なサービス展開が期待されています。
このようなサービスに関心がある方や、詳細をお求めの方は、サイエンスパーク株式会社の営業部へお問い合わせください。連絡先は下記の通りです。