京都でゲスト専用のユニバーサルデザインタクシーの寄贈式
2023年12月19日、京都市でユニバーサルデザインタクシーの寄贈式が行われました。このタクシーは、車いすの訪日客が快適に京都を訪れるための新たな交通手段を提供します。寄贈を行ったのは、台湾人と香港人をターゲットにした日本観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!」を運営するジーリーメディアグループ。彼らは、これまでに多くの訪日観光客に情報を提供し、快適な旅行をサポートしてきました。
イベントの概要
gジーリーメディアグループは、都タクシー株式会社のグループ会社であるひがし都交通に、車いす対応のタクシー1台を寄贈しました。この取り組みは、ユニバーサルツーリズムの推進を目的としており、特に車いすを利用する方々に配慮した旅の環境を整えることが狙いです。
その寄贈式は、都タクシー本社で行われ、代表者らが出席。式典では、鍵の受け渡しが行われ、ジーリーメディアグループの代表取締役吉田皓一氏がスピーチを通じて、本プロジェクトの意義を語りました。「すべての人に快適な旅行を」との思いが込められており、参加者全員が共感を示しました。
新たな連携の形
寄贈が実現した背景には、一般社団法人京都府タクシー協会の協力があります。これにより、ひがし都交通では初めて車いす対応タクシーが導入されることとなりました。ジーリーメディアグループは、寄贈を機に予約システムでの連携を開始し、中華圏からの観光客が中国語で情報を探せるようになります。これにより、訪日しやすい環境が整えられ、多様なニーズに応えることが可能となることを期待しています。
寄贈されたタクシーの特長
今回寄贈された車いす対応タクシーは、車いすを利用する方とその家族や友人計4名が同乗できる設計になっています。これにより、京都観光がさらに広がり、旅がより楽しくなることが期待されます。式典では、実際に車いすを乗せるデモンストレーションも行われ、多くの参加者がその様子を見守りました。
また、「樂吃購(ラーチーゴー)!」では、車いす対応タクシーやバリアフリー情報を中国語で発信するほか、公式YouTubeチャンネルでも関連する動画を公開する予定です。これにより、確実に必要な情報が届けられ、中華圏からの観光客が安心して旅行できるようになります。
結論
ジーリーメディアグループは、今後もすべての台湾・香港からの訪日客が快適に旅行できるように努めていく意向です。ユニバーサルデザインタクシーの導入を契機に、さらなるサービス向上を目指し、訪日観光の新しい形を提案し続けることでしょう。京都の街が、より多くの人々に愛される魅力あふれる場所となることを期待しています。