ソフトバンクアカデミア出身の起業家、iU教授に就任!地域活性化に向けたモビリティ・ソーシャルデザイン学プロジェクト始動
情報科学芸術大学院大学(iU)は、株式会社NearMe代表取締役社長の髙原幸一郎氏が2025年度から正教授に就任することを発表しました。髙原氏は、ソフトバンクグループの後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」出身の起業家で、AIを活用したモビリティサービスで社会課題解決に取り組んでいます。
iUは、髙原氏を「プロジェクト教授」として迎え、学生や客員教員・研究員が参加するゼミを開設。産学連携プロジェクトを推進し、地域社会の課題解決を目指します。
髙原幸一郎氏、iU教授就任の背景
髙原氏の教授就任は、ソフトバンクアカデミアが実施した公募によるものです。ソフトバンクアカデミアは、ソフトバンクグループの孫正義氏が校長を務める後継者育成プログラム。約300名のアカデミア生が、さまざまなプログラムを通して学び合い、切磋琢磨しています。
髙原氏は、シカゴ大学経営大学院卒業後、SAPジャパン、楽天などを経て、2017年に株式会社NearMeを創業。AIを活用した「移動のシェア」サービスを複数展開しており、地域活性化に取り組んでいます。
「モビリティ・ソーシャルデザイン学」プロジェクトとは
髙原氏が率いる「モビリティ・ソーシャルデザイン学」プロジェクトは、最新のモビリティ技術が社会にもたらす影響を多角的に探求する実践型講義です。
近年注目されているライドシェア(NRS)について、髙原氏は「人材不足や課題先進国である日本において、少ない車両で環境負担を軽減させ継続性のある『シェア乗り』は即効性があり有効です。」とコメントしています。
本プロジェクトでは、AIなどのテクノロジーを活用した新規事業開発やプロジェクト推進などを実践的に学び、学生と一緒に地域社会の課題解決を目指します。
iU、ソフトバンクアカデミアからのコメント
iUの中村伊知哉学長は、「ライドシェアのスタートアップ経営者。ソフトバンクアカデミア生、孫正義さんのお弟子さん。AIを駆使したシェアエコで社会問題を解決する事業の全国展開。iUっぽいプロジェクトです。ビジネスを進めつつ、世の中を豊かにする。やりましょう。」とコメント。
ソフトバンクアカデミアも「髙原氏がiUのプロジェクト教授に就任することを心より嬉しく思います。髙原氏は、モビリティ分野で革新的なソリューションを生み出し、社会課題の解決に取り組んできたアカデミア生です。この「モビリティ・ソーシャルデザイン学」プロジェクトが、モビリティの革新を通じたより良い社会につながることを願っています。ソフトバンクアカデミアは、iUでの髙原氏の取り組みを応援しています。」とコメントしています。
髙原幸一郎氏、iUでの取り組みへの期待
髙原氏のiU教授就任は、産学連携による地域活性化への期待が高まります。AIを活用したモビリティサービスや「シェア乗り」の社会実装を通して、より良い社会の実現を目指していくことが期待されます。