イーソル株式会社、代表取締役の異動を発表
イーソル株式会社(東京都中野区)は、本日開催された取締役会にて、代表取締役の異動について内定したことをお知らせします。この人事は、2025年3月28日に行われる定時株主総会及び同総会後に予定される取締役会での決議を経て、正式に決定される見込みです。
異動の背景と目的
現代表取締役社長の長谷川勝敏氏は、2013年3月に就任し、社業の発展に大きく貢献してきました。特に、2025年が企業設立50周年という重要な節目であり、次世代に向けての経営体制の準備を進めることが必要だと考えています。このため、イーソルは新たな経営陣のもと持続的成長と企業価値の向上を目指していく方針です。
長谷川氏は今後、取締役相談役として新代表取締役社長をサポートし、指導的役割を担うことになります。新体制のもとで、より強固なガバナンス体制を築くための助言を行う予定です。
新しい経営陣
代表取締役社長に内定された権藤正樹氏は、会社の成長に寄与する多くの経験を持っています。権藤氏は、当社入社後、自社製OSの開発に従事し、特にeT-Kernel™やeMCOS®といった主要製品の開発に携わりました。また、世界的な自動車ソフトウェア標準化団体であるAUTOSARでも活躍しており、日本国内においては少数のアーキテクトの一人として評価されています。
権藤氏は、ビジネス面でも成果を上げており、2022年にはソフトウェア事業で100億円を超える売上を達成しました。この成功は、彼が企業におけるテクノロジーとビジネスの融合を意識したプロダクトマネジメント戦略を導入した成果と言えるでしょう。
異動の詳細
| 氏名 | 新役職名 | 現役職名 |
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| 権藤 正樹 | 代表取締役社長 CEO兼CTO | 専務取締役 CTO |
| 長谷川 勝敏 | 取締役相談役 | 代表取締役社長 |
権藤正樹氏の経歴は次の通りです。
- 1996年9月: エルグ株式会社(現イーソル)入社
- 2010年1月: 技術戦略室長
- 2012年1月: 技術本部長
- 2017年3月: 取締役技術本部長
- 2022年1月: 取締役ソフトウェア事業部長
- 2022年3月: 専務取締役ソフトウェア事業部長
- 2025年1月: 専務取締役CTO(現任)
異動のスケジュール
この異動は2025年3月28日を予定しており、株主総会終了後の取締役会にて行われます。
eSOLの概要
イーソル株式会社は、革新的なコンピュータテクノロジーを通じて、安全かつ優れたコネクテッド社会の実現に貢献する企業です。組込みシステムやエッジコンピューティング分野において、グローバルに展開しています。特許取得済みのマルチカーネルテクノロジーを利用したeMCOS®リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)は、当社の中核製品として位置づけられています。
創業50周年を迎える2025年には、さらなる技術革新を進めていく所存です。今後の新体制のもとでのイーソルの発展に、ぜひご注目ください。